今話の名セリフ:「考えて・・・、想像して・・・、自分の力で、何とでもなるルン!」(羽衣ララ)
「スター☆トゥインクルプリキュア」第30話「ララの想いとAIのキモチ☆」の感想です。
~ Aパート ~
前話の続きです。ひかる達は、プリンセススターカラーペンを盗んだ犯人として惑星サマーン中に指名手配されました。
そんな中、アイワーンはテンジョウに、自分と協力してプリキュアを探さないかと話を持ちかけます。アイワーンはプリンセススターカラーペンには興味なく、ユニに対する復讐心に満ちていました。
一方、ひかる達は、監視カメラに見つからないよう逃げ回っていました。とはいえ、カメラは温度も感知できるため、姿を隠しやすい森の中でも安心できません。
ですが、森にいたカメラはすべて機能停止しました。というのは、ララのパーソナルAIがジャミングをかけて、マザーとカメラの通信を妨害したため。とりあえずは一安心です。
その直後、ララの両親と兄のロロは、ララの事を信じ、一緒に謝るから出てきてほしいと呼びかけました。
「僕達が、何とかしてあげるルン!」
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「オヨ・・・。やっぱり半人前・・・。子供扱いルン・・・。」
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それならプリキュアだと言いに行くよう、ユニは言います。そうすれば、皆、ララの事を認めてくれます。
「信じてくれる・・・、家族がいるなら・・・。」
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「いくつになっても、妹の事が心配なんだよ。たとえ双子でもね・・・。」
「お父様、お母様も心配しています。」
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「ルン・・・。でも、みんながプリキュアだってバレたら、面倒な事になるルン・・・。」
「どうして?」
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「星空連合がプリキュアを取り込もうとしてるでプルンス・・・。」
「みんなに迷惑がかかるルン・・・。」
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「ララ。」
「ルン?」
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「大丈夫だよ。私達の事なら、気にしなくていいから・・・。」
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「ララが決めた事なら、私・・・、私、信じる!」
「ひかる・・・。」
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しかし、その直後、警備隊が。多くのサマーン人がホバーボートに乗ってララ達を捕まえに来ました。
ところが・・・、
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ボートの動きが乗っ取られ、警備隊は全滅。ロケットの動きも変になっています。
これはアイワーンの仕業。マザーAIにアクセスして乗っ取りました。マザーに繋がっているパーソナルAIもすべてアイワーンのものに。
この異常事態に人々は逃げます。ですが・・・、
「ホバーボートなしじゃ、無理ルン・・・。」
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『走るなんてありえないルン・・・。』
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そこに、アイワーンに乗っ取られたホバーボートが襲いかかってきました。
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「ララ・・・。」
「大丈夫ルン?」
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「大丈夫な訳ないルン! AIがないと何もできないルン!」
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「しっかりするルン!」
「オロ・・・。」
「AIがなくても大丈夫ルン! 学校で経験済みルン!」
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「学校・・・?」
「みんなで集まって学ぶところルン。学校で・・・、ううん、私は地球で、ひかる達といて学んだルン。」
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「考えて・・・、想像して・・・、自分の力で、何とでもなるルン!」
「ララ・・・。」
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その後、ひかる達もララ達の元に到着。同時に、アイワーン、テンジョウ、大量のノットレイ達を目にしました。
すぐに、ひかる達は、乗っ取られたマザーにより身動きを封じられてしまいます。このままではプリキュアに変身できません。
そして、アイワーンは沢山のホバーボートを操作して、ユニに襲わせます。
~ Bパート ~
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「ルン!?」
「あれは・・・。」
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「ララのロケットルン・・・。」
「来てくれたルン・・・。」
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「はい。ですが、申し訳ありません。ロケットに傷を付けてしまいました。」
「AI・・・。」
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「どうなってるっつーの!?」
「このパーソナルAIは、頑なにマザーとの接続を拒否しています。」
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「くっ・・・。マザー! いけっつーの!」
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「だったら、直接乗っ取るっつーの!」
「ダメルン!」
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「アクセス。」
「AI!」
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「ララ様。お役に立てず申し訳ありません。」
「何言ってるルン!」
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「旅のおともができて光栄でした。」
「AI!」
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「ララ様や皆様と過ごした日々は、ひかる様が言う『キラやば~っ☆』な日々でした・・・。」
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「ありが・・・、と・・・、う・・・。」
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「AI・・・。」
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「おしまいだっつーの・・・。」
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「アイワーン、あなた・・・。」
「何で・・・。」
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「アタイが失ったものに比べれば、大した事ないっつーの! ロケットのAIを再起動だっつーの!」
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「アイツらを襲わせろっつーの!」
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「承知いたしました。」
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「そんな・・・。」
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「AI!」
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「ID、90862773。ララ。敵対する人物、ではない。」
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「パーソナルAIからの情報で判明。」
「ロケットのAIとマザーが、情報を共有したルン・・・。」
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「ララ、いえ、羽衣ララ。友好的なパートナー。」
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アイワーンの作戦は失敗。という事で、テンジョウは、ノットレイ達を1体の巨大ノットレイに変化させました。
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「ひかる。私決めたルン。」
「え?」
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「AIが頑張ってくれたルン。私も・・・、みんなのために・・・、プリキュアになるルン!」
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そして、5人はプリキュアに変身しました。
すぐに、ふたご座ミルキーショック、おひつじ座スターパンチ、さそり座ソレイユシュート、いて座セレーネアロー、コスモシャイニングの一斉攻撃で巨大ノットレイを圧倒。
「ララがプリキュアだなんて・・・。」
「信じられないルン・・・。」
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「ララは大きくなってるルン・・・。僕らには・・・、想像できないくらいに・・・。」
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「サマーンを・・・、みんなを・・・、守るルン!」
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「プリキュア! かに座! ミルキーショック!」
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巨大ノットレイにダメージを与え、その後はサザンクロスショットで決着。アイワーンとテンジョウは撤退。
その後、ひかる達は、かに座のスタープリンセスと対面。
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少しして、ララの母・カカがロケットを修理してくれました。
「ID、90862773。ララ。パーソナルAI、起動ルン。」
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「IDとは、堅苦しいですね。ララ様。」
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「ルン!」
「前のままだ!」
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「ありえないルン・・・。AIは均一化するはず・・・。」
「厳密に言えば、以前とは違います。マザーと情報を共有しました。ですが、ララ様、ひかる様、皆様のデータは際立っています。埋もれる事はありませんでした。」
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「きっと・・・、みんなの記憶が輝いたルン・・・。AIの心の宇宙で・・・。」
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「AIに心・・・。」
「本当、どこまで僕らの想像を超えてくるルン・・・。」
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「・・・って、話してる場合じゃないルン! 星空連合に見つかるルン!」
「今のうちに行くルン!」
「でも、プリキュアってバレちゃった事、迷惑にならないルン?」
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「迷惑どころか、誇りに思ってるルン!」
「ロロ・・・。」
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「でも、辺境の星は少し心配ルン・・・。」
「辺境って・・・。」
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「大丈夫ルン! 私は大人ルン! それに楽しいルン! 色んな星を見るのは素敵ルン!」
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そして、ひかる達は、サマーンを発ち、地球へ帰ろうとしました。
そんな中・・・、
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「全エンジン、主力最大! 目標、プリキュアである!」
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今回は、これで終了です。
次回:「守り抜け! 最後のプリンセスのペン☆」
地球に戻ってきたひかる達ですが、宇宙星空連合のトッパーから、連合に入ってほしいと求められました。
ユニは団体行動が苦手であり、えれなやまどかは家の手伝いや学校の事もあるため、すぐに承諾する事はできません。とはいえ、星の輝きを守りたいトッパーの気持ちも無下にできず・・・。
トッパーの説得に迷う中、ガルオウガが襲来し・・・。
今回のラッキー星座
おお! 2週連続のうお座!
「一生けんめいになれる時」ねえ。公式ホームページによれば、「頑張れ」の声に励まされて、今よりもっとやる気がいっぱいになる一週間らしいです。
なるほど。周りの声に耳をよく傾けて、私を応援してくれる人がいたら、気合入れて頑張った方が良さそうですね。今週は、仕事やブログ記事作成がすごく捗る1週間にしたいな・・・。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
プリンセススターカラーペンを盗んだと見られたひかる達は、マザーAIがアイワーンに乗っ取られるトラブルにも見舞われましたが、ララのパーソナルAIの活躍により救われ、プリキュアに変身してノットレイダーを追い払い、ララは家族から認められて、惑星サマーンを発ちました。
ララは本当に成長したよなあ・・・。AIの活躍もすごかった! 感動した!
今話の感想を簡単にまとめると、こうですね。まずは、前話終了時から気にしていたララの成長要素ですが、予想以上に素晴らしかったと感じています。
物語序盤はデータ重視でAIを頼りにし過ぎて、ひかるとケンカになったりもしたのが、「AIがなくても大丈夫」「考えて想像して自分の力で何とかなる」ですからね。ひかるとの出会いはララを大きく成長させたな、と改めて感じました。
それだけに、今話の変身シーンは一層見応えがありましたね。
今話の変身シーンは、変身BGM歌い出しから、「スター☆トゥインクル」に入るまではミルキーが独占していました。その時間、なんと40秒近く! 変身シーン全体2分間のうちの3分の1程度も占めてたんですね。ミルキーが相当優遇されていた事がうかがえます。
まあ、あのガンガン動く変身シーンや、変身前の決意を考えれば、この優遇は当然でしょう。「憧れの私描くよ」という歌詞も、自分の心に素直になって自分のすべき事を見つけたという事から、すごく聞き応えがありました。
また、周りも、ララに対して良いフォローをしていたと思います。
一番印象に残ったのはユニ。「信じてくれる・・・、家族がいるなら・・・。」というセリフがかなり良かったですね。
ユニは今、家族がいませんからね。この子の境遇を思えば、家族がいる事は相当幸せな事でしょう。このセリフを聞いて、少し目頭が熱くなっていました。
一刻も早く家族同然のレインボー星人を元に戻したい気持ちは強いながらも、ああ言えたのは、ひかる達の事をだいぶ信頼してきたのかもしれませんね。夏祭りでララと2人っきりになった時に、ひかる達の力を借りるつもりはないと言っていた事を思えば、かなり良い傾向のように思いました。
そして、忘れてはならないのは、AIの活躍。持ち主の言われた事にただ従うだけなのが当たり前なAIのあの行動は、AIの更なる可能性を示していたと思います。
捨て身でララを守るだけでなく、アイワーンにハッキングされそうになった時に、これまでの出来事を走馬灯のように流すとか卑怯やろ・・・。あんなん、涙腺緩むやん・・・。くっ、無機物ごときにめっちゃ感動させられるなんて・・・。(笑)
AIは、人によって作られた「機械」であり、感情を持つ事は不思議な事。
だけど、ひかるから、様々な計算外な物事を見て、自分もそれに追い付いて行かねば、と少しずつ変わっていったんでしょう。それが、「楽しさ」とか、データを上書きされて自分が自分でなくなる「怖れ」といった「感情」を生み出したように思いますね。
ただ誰かに言われて動くだけでなく、「心」を持って自分から動いた事は、AIの大きな可能性を示したでしょう。ララのパーソナルAIは、ひかる達と「共存」し、ひかる達の立派な「仲間」だと感じました。
また、今話の件で、惑星サマーンの者達には大きな課題ができた事でしょう。
まずは、セキュリティの強化でしょうか。いくらマザーAIが優秀であっても、それを守るセキュリティが強固でなければ、簡単にハッキングされ、生活はめちゃくちゃになる訳であり、今以上のセキュリティ強化は求められるでしょう。
ですが、それよりも重要なのは、AI強依存からの脱却でしょうね。
ララのパーソナルAIが感情を持った事は、AIの更なる可能性を示してはいましたが、同時に、サマーンの人達が排除されるリスクをも背負う事になるでしょう。
AIは効率性や合理性を重視し、かつ、ミスはしない超優秀なツールである一方、私達人間はしょっちゅうミスをやらかすもの。気持ち次第ではやる気をなくしたりする事だってあります。
それだけに、AIが進歩して感情が芽生えれば、人間は効率度を下げる「邪魔者」とみなされ、排除すべき対象と見られるでしょう。ましてや、AIに頼りっきりで、走るなんてありえないなどと思っているサマーン人は、尚更そう見られやすいと思いますね。
そうならないためにも、AIの信頼に足る人物となる必要があるでしょうね。
AIに頼りっきりにはせず、AIの力を借りるのは必要最小限に抑える、という心構えが大事なのでしょう。AIと人が互いに成長していって、互いにとって良き「相棒」と思い合えるような関係になる事が大切のように思いますね。
この世の中でも、AIの技術進化が進んでおり、AIに頼る局面が多くなっていくのかもしれませんが、それに伴って、私達人間も進歩しなければいけないんだろうな、と今話を見終えて感じました。
さて、自分がプリキュアである事が家族に認められ、また一つ自信がついたララですが、これで万々歳とはいかず、まだ宇宙星空連合の問題が残っています。
連合に入る事はまずないと思いますが、どのようにして連合入りを断るのか? そして、その理由は、トッパーが納得するものなのか? そこは大事ですよね。
さらに、次回は、ここまで出撃のなかったガルオウガが初出撃。30話を過ぎての初出撃となると、相当の実力はありそうですし、次回予告を見た感じでも、かなりの苦戦を強いられるのでしょう。
また、今月は9月。プリキュアのパワーアップイベントが来ると思われ、5人合体技が披露されそうな気がしますね。出るとすれば、次回か次々回でしょうか。
今話のララの成長には大いに感動しましたが、目の離せない展開はまだまだ続きそうで、次回も全キャラの行動にしっかり目を見張っておきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「スター☆トゥインクルプリキュア」第30話「ララの想いとAIのキモチ☆」の感想です。
~ Aパート ~
前話の続きです。ひかる達は、プリンセススターカラーペンを盗んだ犯人として惑星サマーン中に指名手配されました。
そんな中、アイワーンはテンジョウに、自分と協力してプリキュアを探さないかと話を持ちかけます。アイワーンはプリンセススターカラーペンには興味なく、ユニに対する復讐心に満ちていました。
一方、ひかる達は、監視カメラに見つからないよう逃げ回っていました。とはいえ、カメラは温度も感知できるため、姿を隠しやすい森の中でも安心できません。
ですが、森にいたカメラはすべて機能停止しました。というのは、ララのパーソナルAIがジャミングをかけて、マザーとカメラの通信を妨害したため。とりあえずは一安心です。
その直後、ララの両親と兄のロロは、ララの事を信じ、一緒に謝るから出てきてほしいと呼びかけました。
「僕達が、何とかしてあげるルン!」

「オヨ・・・。やっぱり半人前・・・。子供扱いルン・・・。」

それならプリキュアだと言いに行くよう、ユニは言います。そうすれば、皆、ララの事を認めてくれます。
「信じてくれる・・・、家族がいるなら・・・。」

「いくつになっても、妹の事が心配なんだよ。たとえ双子でもね・・・。」
「お父様、お母様も心配しています。」


「ルン・・・。でも、みんながプリキュアだってバレたら、面倒な事になるルン・・・。」
「どうして?」

「星空連合がプリキュアを取り込もうとしてるでプルンス・・・。」
「みんなに迷惑がかかるルン・・・。」


「ララ。」
「ルン?」


「大丈夫だよ。私達の事なら、気にしなくていいから・・・。」

「ララが決めた事なら、私・・・、私、信じる!」
「ひかる・・・。」



しかし、その直後、警備隊が。多くのサマーン人がホバーボートに乗ってララ達を捕まえに来ました。
ところが・・・、


ボートの動きが乗っ取られ、警備隊は全滅。ロケットの動きも変になっています。
これはアイワーンの仕業。マザーAIにアクセスして乗っ取りました。マザーに繋がっているパーソナルAIもすべてアイワーンのものに。
この異常事態に人々は逃げます。ですが・・・、
「ホバーボートなしじゃ、無理ルン・・・。」


『走るなんてありえないルン・・・。』

そこに、アイワーンに乗っ取られたホバーボートが襲いかかってきました。



「ララ・・・。」
「大丈夫ルン?」

「大丈夫な訳ないルン! AIがないと何もできないルン!」

「しっかりするルン!」
「オロ・・・。」
「AIがなくても大丈夫ルン! 学校で経験済みルン!」


「学校・・・?」
「みんなで集まって学ぶところルン。学校で・・・、ううん、私は地球で、ひかる達といて学んだルン。」


「考えて・・・、想像して・・・、自分の力で、何とでもなるルン!」
「ララ・・・。」


その後、ひかる達もララ達の元に到着。同時に、アイワーン、テンジョウ、大量のノットレイ達を目にしました。
すぐに、ひかる達は、乗っ取られたマザーにより身動きを封じられてしまいます。このままではプリキュアに変身できません。
そして、アイワーンは沢山のホバーボートを操作して、ユニに襲わせます。
~ Bパート ~






「ルン!?」
「あれは・・・。」




「ララのロケットルン・・・。」
「来てくれたルン・・・。」

「はい。ですが、申し訳ありません。ロケットに傷を付けてしまいました。」
「AI・・・。」


「どうなってるっつーの!?」
「このパーソナルAIは、頑なにマザーとの接続を拒否しています。」


「くっ・・・。マザー! いけっつーの!」

「だったら、直接乗っ取るっつーの!」
「ダメルン!」





「アクセス。」
「AI!」


「ララ様。お役に立てず申し訳ありません。」
「何言ってるルン!」

「旅のおともができて光栄でした。」
「AI!」


「ララ様や皆様と過ごした日々は、ひかる様が言う『キラやば~っ☆』な日々でした・・・。」










「ありが・・・、と・・・、う・・・。」

「AI・・・。」

「おしまいだっつーの・・・。」

「アイワーン、あなた・・・。」
「何で・・・。」


「アタイが失ったものに比べれば、大した事ないっつーの! ロケットのAIを再起動だっつーの!」


「アイツらを襲わせろっつーの!」

「承知いたしました。」



「そんな・・・。」


「AI!」







「ID、90862773。ララ。敵対する人物、ではない。」

「パーソナルAIからの情報で判明。」
「ロケットのAIとマザーが、情報を共有したルン・・・。」


「ララ、いえ、羽衣ララ。友好的なパートナー。」


アイワーンの作戦は失敗。という事で、テンジョウは、ノットレイ達を1体の巨大ノットレイに変化させました。

「ひかる。私決めたルン。」
「え?」

「AIが頑張ってくれたルン。私も・・・、みんなのために・・・、プリキュアになるルン!」



そして、5人はプリキュアに変身しました。
すぐに、ふたご座ミルキーショック、おひつじ座スターパンチ、さそり座ソレイユシュート、いて座セレーネアロー、コスモシャイニングの一斉攻撃で巨大ノットレイを圧倒。
「ララがプリキュアだなんて・・・。」
「信じられないルン・・・。」

「ララは大きくなってるルン・・・。僕らには・・・、想像できないくらいに・・・。」

「サマーンを・・・、みんなを・・・、守るルン!」






「プリキュア! かに座! ミルキーショック!」






巨大ノットレイにダメージを与え、その後はサザンクロスショットで決着。アイワーンとテンジョウは撤退。
その後、ひかる達は、かに座のスタープリンセスと対面。



少しして、ララの母・カカがロケットを修理してくれました。
「ID、90862773。ララ。パーソナルAI、起動ルン。」

「IDとは、堅苦しいですね。ララ様。」

「ルン!」
「前のままだ!」

「ありえないルン・・・。AIは均一化するはず・・・。」
「厳密に言えば、以前とは違います。マザーと情報を共有しました。ですが、ララ様、ひかる様、皆様のデータは際立っています。埋もれる事はありませんでした。」


「きっと・・・、みんなの記憶が輝いたルン・・・。AIの心の宇宙で・・・。」


「AIに心・・・。」
「本当、どこまで僕らの想像を超えてくるルン・・・。」

「・・・って、話してる場合じゃないルン! 星空連合に見つかるルン!」
「今のうちに行くルン!」
「でも、プリキュアってバレちゃった事、迷惑にならないルン?」

「迷惑どころか、誇りに思ってるルン!」
「ロロ・・・。」


「でも、辺境の星は少し心配ルン・・・。」
「辺境って・・・。」


「大丈夫ルン! 私は大人ルン! それに楽しいルン! 色んな星を見るのは素敵ルン!」



そして、ひかる達は、サマーンを発ち、地球へ帰ろうとしました。
そんな中・・・、

「全エンジン、主力最大! 目標、プリキュアである!」


今回は、これで終了です。
次回:「守り抜け! 最後のプリンセスのペン☆」
地球に戻ってきたひかる達ですが、宇宙星空連合のトッパーから、連合に入ってほしいと求められました。
ユニは団体行動が苦手であり、えれなやまどかは家の手伝いや学校の事もあるため、すぐに承諾する事はできません。とはいえ、星の輝きを守りたいトッパーの気持ちも無下にできず・・・。
トッパーの説得に迷う中、ガルオウガが襲来し・・・。

おお! 2週連続のうお座!
「一生けんめいになれる時」ねえ。公式ホームページによれば、「頑張れ」の声に励まされて、今よりもっとやる気がいっぱいになる一週間らしいです。
なるほど。周りの声に耳をよく傾けて、私を応援してくれる人がいたら、気合入れて頑張った方が良さそうですね。今週は、仕事やブログ記事作成がすごく捗る1週間にしたいな・・・。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
プリンセススターカラーペンを盗んだと見られたひかる達は、マザーAIがアイワーンに乗っ取られるトラブルにも見舞われましたが、ララのパーソナルAIの活躍により救われ、プリキュアに変身してノットレイダーを追い払い、ララは家族から認められて、惑星サマーンを発ちました。
ララは本当に成長したよなあ・・・。AIの活躍もすごかった! 感動した!
今話の感想を簡単にまとめると、こうですね。まずは、前話終了時から気にしていたララの成長要素ですが、予想以上に素晴らしかったと感じています。
物語序盤はデータ重視でAIを頼りにし過ぎて、ひかるとケンカになったりもしたのが、「AIがなくても大丈夫」「考えて想像して自分の力で何とかなる」ですからね。ひかるとの出会いはララを大きく成長させたな、と改めて感じました。
それだけに、今話の変身シーンは一層見応えがありましたね。
今話の変身シーンは、変身BGM歌い出しから、「スター☆トゥインクル」に入るまではミルキーが独占していました。その時間、なんと40秒近く! 変身シーン全体2分間のうちの3分の1程度も占めてたんですね。ミルキーが相当優遇されていた事がうかがえます。
まあ、あのガンガン動く変身シーンや、変身前の決意を考えれば、この優遇は当然でしょう。「憧れの私描くよ」という歌詞も、自分の心に素直になって自分のすべき事を見つけたという事から、すごく聞き応えがありました。
また、周りも、ララに対して良いフォローをしていたと思います。
一番印象に残ったのはユニ。「信じてくれる・・・、家族がいるなら・・・。」というセリフがかなり良かったですね。
ユニは今、家族がいませんからね。この子の境遇を思えば、家族がいる事は相当幸せな事でしょう。このセリフを聞いて、少し目頭が熱くなっていました。
一刻も早く家族同然のレインボー星人を元に戻したい気持ちは強いながらも、ああ言えたのは、ひかる達の事をだいぶ信頼してきたのかもしれませんね。夏祭りでララと2人っきりになった時に、ひかる達の力を借りるつもりはないと言っていた事を思えば、かなり良い傾向のように思いました。
そして、忘れてはならないのは、AIの活躍。持ち主の言われた事にただ従うだけなのが当たり前なAIのあの行動は、AIの更なる可能性を示していたと思います。
捨て身でララを守るだけでなく、アイワーンにハッキングされそうになった時に、これまでの出来事を走馬灯のように流すとか卑怯やろ・・・。あんなん、涙腺緩むやん・・・。くっ、無機物ごときにめっちゃ感動させられるなんて・・・。(笑)
AIは、人によって作られた「機械」であり、感情を持つ事は不思議な事。
だけど、ひかるから、様々な計算外な物事を見て、自分もそれに追い付いて行かねば、と少しずつ変わっていったんでしょう。それが、「楽しさ」とか、データを上書きされて自分が自分でなくなる「怖れ」といった「感情」を生み出したように思いますね。
ただ誰かに言われて動くだけでなく、「心」を持って自分から動いた事は、AIの大きな可能性を示したでしょう。ララのパーソナルAIは、ひかる達と「共存」し、ひかる達の立派な「仲間」だと感じました。
また、今話の件で、惑星サマーンの者達には大きな課題ができた事でしょう。
まずは、セキュリティの強化でしょうか。いくらマザーAIが優秀であっても、それを守るセキュリティが強固でなければ、簡単にハッキングされ、生活はめちゃくちゃになる訳であり、今以上のセキュリティ強化は求められるでしょう。
ですが、それよりも重要なのは、AI強依存からの脱却でしょうね。
ララのパーソナルAIが感情を持った事は、AIの更なる可能性を示してはいましたが、同時に、サマーンの人達が排除されるリスクをも背負う事になるでしょう。
AIは効率性や合理性を重視し、かつ、ミスはしない超優秀なツールである一方、私達人間はしょっちゅうミスをやらかすもの。気持ち次第ではやる気をなくしたりする事だってあります。
それだけに、AIが進歩して感情が芽生えれば、人間は効率度を下げる「邪魔者」とみなされ、排除すべき対象と見られるでしょう。ましてや、AIに頼りっきりで、走るなんてありえないなどと思っているサマーン人は、尚更そう見られやすいと思いますね。
そうならないためにも、AIの信頼に足る人物となる必要があるでしょうね。
AIに頼りっきりにはせず、AIの力を借りるのは必要最小限に抑える、という心構えが大事なのでしょう。AIと人が互いに成長していって、互いにとって良き「相棒」と思い合えるような関係になる事が大切のように思いますね。
この世の中でも、AIの技術進化が進んでおり、AIに頼る局面が多くなっていくのかもしれませんが、それに伴って、私達人間も進歩しなければいけないんだろうな、と今話を見終えて感じました。
さて、自分がプリキュアである事が家族に認められ、また一つ自信がついたララですが、これで万々歳とはいかず、まだ宇宙星空連合の問題が残っています。
連合に入る事はまずないと思いますが、どのようにして連合入りを断るのか? そして、その理由は、トッパーが納得するものなのか? そこは大事ですよね。
さらに、次回は、ここまで出撃のなかったガルオウガが初出撃。30話を過ぎての初出撃となると、相当の実力はありそうですし、次回予告を見た感じでも、かなりの苦戦を強いられるのでしょう。
また、今月は9月。プリキュアのパワーアップイベントが来ると思われ、5人合体技が披露されそうな気がしますね。出るとすれば、次回か次々回でしょうか。
今話のララの成長には大いに感動しましたが、目の離せない展開はまだまだ続きそうで、次回も全キャラの行動にしっかり目を見張っておきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。