「プリパラ」第118話「姉と妹と姫と野獣」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。
らぁら達やジュリィの前に現れた女神の名は「ジャニス」。彼女は、ジュリィを姉と呼びます。
ジャニスの真剣な面持ちとは対照的に、ジュリィは、ライブした喜びを伝えました。
オープニング直後の「プリパラしりとり」で、「つ」で始まる言葉で来たのは、「月川ちり」。
まあ、そう来ますよね。っていうか、これくらいしか思い付きませんが。(汗)
次は「り」で始まる言葉ですが、そちらは、次回予告直後。
~ Aパート ~
だが、その一方で、疑問もあります。ジュリィはどうしてライブをしたのか? ジャニスは一体何者なのか?
ジャニスは、真実を話そうとしますが、ペッパーをどうにかするよう言います。というのは、ペッパーは、ジャニスとジュリィが火の鳥に見え、火の鳥を食べたら不死になれると、2人を食べようとしているから。
この事態を、のんが、おとなしくさせます。
ホント、食べる事しか頭にないな、ペッパーは。もうこの子は、大食い選手権に出させた方がいいんじゃないかな。幸い、放映局が、このアニメと同じテレビ東京ですので、たやすく引き取れると思うのですが、どうにかなりませんかね?(笑)
という事で、ジャニスは、真実を話します。
まず、ジャニスは、ジュリィの妹。これは、めが兄ぃも知らなかったようですが、それは当然だと、ジャニスは言います。
というのは、ジュリィが神アイドルを司る女神なら、ジャニスは、陰からサポートする役目だから。ジュリィとジャニスは、月の表側と裏側のような関係です。
ですので、永遠に見えないのが、ジャニスの運命。
しかし、その構図に変化が起きました。ジュリィが勝手な行動をした事で、表に出るようになったようです。
ジュリィは、ただアイドルが大好きなだけだと、無邪気に言いますが、ジャニスは、それが困ったものだと感じています。
ジュリィは、これまで様々の時代のプリパラへ、姿を変えてお忍びで言っていたようです。らぁら達のライブも何度か見ていたとか。
ジャニスはジュリィに、女神がむやみにアイドルに近付くのは秩序を乱すと注意しますが、ジュリィは、てっきりアイドルに夢中で、ジャニスの言う事はそっちのけ。
そして、ジュリィは、アイドルになると言い出しました。女神がアイドルになる事なんてできる訳がないとジャニスは言いますが、ジュリィは、できると返します。
それは、女神の自分をリセットして、赤ちゃんから成長し直す方法。もちろん、ジャニスは反対しますが、ジュリィは何とかなると楽観的。しかも、ジャニスもアイドルになるよう言います。
そして、ジュリィは、ジャニスのプリチケを用意。
このプリチケには、パラジュクの神アイドルグランプリと2人のスケジュールが書き込まれていますが、ジャニスにその気はありません。ジャニスは、グランプリを陰からサポートするのが役目なために、アイドルになって表に立つ事には反対です。
そんな中、神アイドルグランプリモードへのアップデートが始まりました。
ジャニスは、ジュリィを引き止めようとしましたが、ジュリィは何とかなると、プリチケをスキャン。2人は、パラジュクのプリパラに降り立ちました。
その後、ジュリィ=ジュルルは、らぁらが発見。
ジャニスは、ちりが見つけました。90話でらぁらと別れたちりは、すぐにジュエルマイク、そして、ジャニスが中にいるパクトを入手。
「言うなれば、私は女神の補佐の補佐。という事は、すなわち、姫という事ですわね!」
「何で、そうなるぷり・・・。」
まったくだよ。女神の補佐の補佐って、それ、ただの召使いじゃね? 何か、回が進むにつれ、ちりがポンコツ化してるように思えてきました。(笑)
その後、ペッパーがウサチャに噛みついたり、ガァルルがみかんに噛みついたりと、ちょっとした騒ぎに。
![]()
みかんは、ガァルルのツインテールが揚げパンに見えましたが・・・、
ガァルルが返り討ち。「ホント、メチャメチャです。それもこれも、すべては、お姉様のせいです!」
いや、正確には、スタッフ様達のせいなんじゃないかと。1話からずっと見ている視聴者にとってはこの展開が普通に見えても、最近出たばかりの新人ちゃんには耐えられないですよねー。(笑)
ジュリィは、今のところ神アイドルグランプリは順調に進んでいるから大丈夫だと楽観的ですが、ジャニスは、サパンナの悲劇を忘れたのか、と返します。
サパンナでは、神アイドルグランプリが順調に進んでいたものの、サパンナのめが兄ぃがライオンに襲われて、プリパラが荒廃した過去があります。
システムは、簡単に異常をきたすもの。何か恐ろしい事が起こってからでは、手遅れです。そうならないためにも、すべての行程を正確に辿る必要があると、ジャニスは言います。
しかし、ジュリィは、そんなに心配しては楽しめないと楽観的。この態度に、ジャニスは怒ります。
「お姉様がしっかりしてくれないと、妹の私が困るのです!」
「そんな事言われても・・・。」
「何かこのやりとり、どっかで聞いた事あるような・・・。」
「って、いつも私がお姉ちゃんに言ってる事でしょ!」
「アハハ・・・。そうかも・・・。」
「姉なら姉らしく・・・、」
「もうちょっとしっかりしてくれなきゃ・・・、」
![]()
「初めてダメ姉を持つ妹の悩みを・・・、」
「分かり合える存在が・・・。」
「ウフフ・・・。ダメ姉だって・・・。」
「かしこまー・・・。」
「ダメ兄を持つウサチャも、しっかり者の妹ウチャ!」
「だらしない姉ってダメだよねー。その点、ボクはしっかり者だけどさー。」
「靴下、片っぽズレ落ちてるよ。」
「エヘヘ・・・。レオナは気が利くな・・・。」
そうだろうと思ったよ。これぞ、ドロシークオリティ。ダメなお姉ちゃんをさらけ出しても、視聴者の期待は裏切りません。(笑)
「私もしっかり者ー。」
「そっちは、どっちも大気圏外ぷり!」
「しっかり者かどうかに、きょうだいの有無は関係ないぷり!」
「うむ。」
おい、シオン。その「うむ」はシャレで言ってんのか。もし、シャレで言ってんなら、後で「カラフルシオン」の刑な。(笑)
ジャニスは、これ以上姉には任せられないと、タクトを渡すよう迫り、これからは、自分が女神となって、神アイドルグランプリをとり行うと言いました。
それでも、ジュリィは、アイドルになりたいと主張します。どうして、そこまでアイドルにこだわるのか?
ジュリィがその理由を言おうとした時、タクトが光り、ジュリィとジャニスはパクトに変化。ジュリィは、ジュルルに戻っていました。
一方、ジャニスも赤ん坊の姿に。
とはいえ、ジュリィと違って、中身はそのまま。普通にしゃべれます。
今回のアイキャッチ
~ Bパート ~
そんな中、ジュリィのライブを見た観客達は、アンコールを望んでいました。
ですが、ジュリィは赤ちゃんに戻ったため、アンコールはありません。とはいえ、観客達は、ジュリィのライブに満足していました。
少しして、らぁら達は、地下パラに来ていました。
ジュルルは、パクトから出てらぁらに懐く一方、ジャネスはパクトから出られません。ジャネスはタクトを持っていないのが理由だそうです。前話で出たのも、姉のタクトに導かれたからです。
こうなったとなれば、めが兄ぃ緊急会議を行う必要があります。ジャニスにも出席するよう、ちりに、パクトを渡すよう言いますが・・・、
「ちり、メガネごときの言いなりになる必要はありません。」
「あなたが今すべき事は、最後のグランプリを滞りなく行う事です。」
「はい・・・。」
ハハッ、「メガネごとき」だってさ。多くの女の子達を振り向かせている存在がそんな事言われるなんて、ざまあねーな、このクソメガネは。まあ、私も、眼鏡がなければ実生活がままならない、クソメガネではありますが。(笑)
その夜、らぁらは、1人で立ったジュルルを褒めました。しかし、今後ジュルルに何かあったら、と不安も感じています。
ですが、ジュリィは、そんな不安をよそに、無邪気に振舞います。
「何とかなるよね、ジュルル! ママはいつだって、ジュルルの味方だよ。」
そんならぁらを見て、のんきだと呆れるのん。ちょうどその時、ウサチャから、食事会のメールが来ました。
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後日、ウサチャの隠れ家に来たのん。ちりも、呼ばれていました。ついでに、ペッパーも。
隠れ家に入ったのん達でしたが、ウサチャがいません。ですが、よく探してみると、ウサチャは皿の上に。
「ウサチャは、ついに覚悟を決めたウチャ・・・。ペッパー、ウサチャを食べていいウチャよ!」
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ですが、条件付き。それは・・・、
「3人で最高のチームを作る事! これが条件ウチャ!」
ペッパーは簡単にその条件を飲みます。
「私達が神アイドルになる前に、ウサチャが天国に行っちゃうよ!」
「それでも構わないウチャ! 最高のチームが作れるのなら・・・、ウサチャは・・・、ウサチャは・・・、喜んで食べられるウチャ・・・。」
なんか感動話に持ち込もうとしてるけど、マスコットなんだから、中身はただの綿なんだろ? 食べたら害になると思うのですが。(笑)
しかし、ちりは、ペッパーと組みたくないと主張。ですが、ジャニスが引き留めます。
「自分の身を挺してまで、チームの秩序を保とうとするとは・・・。古代より様々なマネージャーを見てきましたが、あなたが初めてです。なぜそこまで、この3人にこだわるのですか?」
「ウサチャには見えたウチャ! この3人がいれば、グーチョキパーウチャ! つまり、ライバルがどんな手を出しても、絶対勝てるウチャ! それだけじゃないウチャ! パーのちりは、グーのペッパーを包み込める存在になれるウチャ!」
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ライバルがどんな手を出しても勝てるというのは、良い発想だと思いますが、チーム内の3すくみを考えれば、のんがチョキ、ちりがグー、ペッパーがパーですかね。とはいえ、ちりがペッパーを包み込む、つまり、認めるのは、今後の期待どころでしょう。
ジャニスは、ウサチャの覚悟を認め、のん、ちり、ペッパーの3人チームを組むよう言い渡しました。
ウサチャはテンションが上がり、のんに、ライブを見せるよう言います。
という事で、のんは、トライアングルとしてライブに出場。
曲、メイキングドラマは、98話と同じく、「かりすま~とGIRL☆Yeah!」、「ひみつのワンダフルスコープ」。
その頃、プリパリでは、めが兄ぃ緊急会議が行われていました。
ジュリィがアイドルになった事や、ジャニスが現れた事について、様々な意見が出ます。そこで、パラジュクのめが兄ぃが代表して、意見をまとめる事に。
「結論を急ぐ事って、そんなに大事でしょうか? 誰もがせかせかと、慌ただしく生きる時代。ひょっとして私達は、大切なものを忘れてないでしょうか?」
「道に咲く小さな花を見つめる目を。風のささやきに傾ける耳を。だから、僕は声を大にして言いたい!」
「スタイリッシュ! さ、き、の、ば、し。」
「先延ばし。今日できる事は、明日もできる。焦らずのんびり生きていこう。」
そして、「先延ばし」コールで盛り上がる議場。
確かに、何事も焦らない心構えは大事だけど、声を大にして「先延ばし」と主張するのは、社会人として、やっちゃアカン事やぞ? コイツら全員、「明日から本気出す」と思っていながら、その明日は、イケメンアピールに没頭してるでしょうね、きっと。(笑)
今回は、これで終了です。
次回:「ほら~! ハロマゲドンにゃ」
今年もハロウィンの季節がやってきました。スペシャルゲストは、17話や68話に出てきた蘭たん。
蘭たんは、かぼちゃ城で皆を怖がらせようとしますが、皆は全然怖がっていない様子。
そこで、あろまは、とっておきの切り札を用意。それは、一体何なのか?
「プリパラしりとり」で「り」で始まる言葉は「リンボーダンス」。
43話のネタですね。メジャーワードの「リナちゃん」は、ゲームオーバーになると思うと、これくらいしかないでしょう。
次回は「す」から始まる言葉。これまで「す」で始まる言葉は、「すいか」「スーパーミラクルうめぇピーチ」「水道水」と、変化球ばかり来ている感がありますが、次回もそうなるのか? それとも?
【まとめ】
ジュリィの妹「ジャニス」が、らぁら達の目の前に現れ、ジュリィが赤ちゃんになった事などの真相を明かしました。
Aパートで明かされたように、ジュリィは、プリパラを司る女神なのに対し、ジャネスは、それを陰からサポートする女神と、2人は、主役的な存在かそうでないかで対照的です。
対照的なのはそれだけでなく、天真爛漫かしっかり者かでも、そうでしょう。ジュリィは子供、ジャニスは大人のような印象を受けますね。
ジュリィの子供っぽい性格については、赤ちゃんだった時の時間が長かったからだと思っていましたが、元からこうだったのは意外でしたね。
考えてみれば、プリパラは「子供の純粋性」に満ちた場所。それを司る女神もまた「子供の純粋性」に満ちていても不思議ではなく、ああやって子供っぽく天真爛漫に振舞うのも当然なのかもしれませんね。
その一方、ジャニスが、誰からも注目されずに陰からプリパラの繁栄をサポートしているのは、己を弁えていると言えるでしょう。
プリパラは「子供の純粋性」に満ちている場所ゆえ、下手に大人が介入すれば、その輝きを壊しかねません。そのため、大人はプリパラに場違いであり、大人なジャニスが、表に立つ事なく主役の子供達を見守っているのは、大人の正しい姿勢と言えるでしょう。
しかし、ジュリィもジャニスも、それぞれの性格が行き過ぎていると思いますね。
まず、ジュリィは、アイドルになって目立ちたいと、子供っぽさを出し過ぎて、周りの迷惑を考えなさ過ぎのが問題でしょう。
確かに、子供は、自分勝手な行動が、親をはじめとした大人達に迷惑をかけている事には気付きにくいもの。ジュリィが、ジャニスの注意を軽く考えちゃうのも分からなくはありません。
だけど、女神の自分をリセットし、赤ちゃんから成長し直してまでアイドルになろうとしたのは、やり過ぎでしょう。
前話で、ジュリィは念願のステージに立ち、大きな歓声を受けました。それは、ジュリィにとって、すごく幸せな事だったでしょう。
しかし、それは、あくまでも結果論。赤ちゃんになったジュリィを見つけたのが、パラジュクの有名アイドルであるらぁらだったからこそ、この時点でジュリィはアイドルになれたのでしょう。
じゃあ、もし、見つけたのが、ライブにそんなに興味ない子だったら? 育児が苦手な子だったら? プリパラにいる子達のほとんどは、育児経験ゼロでしょうから、赤ちゃんの自分勝手な行動や、なかなか泣き止まない事に耐えられず、ジュルルと一緒にいる事がストレスに繋がる可能性は高いでしょう。
そして、プリパラの外に出られるとなると、行動範囲も広くなる事から、危険度も一層高まり、ジュルルを育てる子の負担も大きくなります。そう考えると、アイドルになる可能性にかけて赤ちゃんになった事は無責任と思われ、ジャニスの注意をもう少し真剣に考えるべきだったと思いますね。
一方、ジャニスについては、ジュリィの勝手過ぎる行動に我慢できず、生真面目な性格も相まって、自分が神アイドルグランプリを取り仕切ろうと考えたのが、良くないでしょう。
確かに、秩序を守る事は大切です。しかし、それにこだわり過ぎると、主役の子供達がないがしろにされる恐れがあり、「子供の純粋性」を壊しかねません。それは、ただの私物化に過ぎず、106話のプリパリのめが兄ぃの二の舞になるでしょう。
それに、パクトとなった自分を見つけたちりへの態度もいただけないでしょう。
多くのアイドルをサポートし、意思尊重するのが、ジャニスの使命。しかし、これまでのジャニスを見ると、プリパラの外でのちりに対しては、プリパラに行きたくないちりに、プリパラに行くよう脅す事が多いです。
プリパラはアミューズメントパークゆえ、行くも行かぬも個人の自由です。にもかかわらず、ちりの意思を無視して、なりたくない自分にさせて苦しめてしまっているのは、陰からサポートする自分の本分に矛盾していると思いますね。
子供なジュリィと、大人なジャニス。そんな2人の対照性が行き過ぎている事が、今後の悪い流れに繋がるんじゃないかと危惧するところではありますが、互いに、アイドルの存在を尊重していて、互いを思っているところは光明と言えるでしょう。
そこから、それぞれの行き過ぎた性格を見つめ直せれば良いのですが、それは、2人とも本来の姿に戻ってからになるでしょうね。まあ、その展開は、当分先になりそうな気がしますが。
さて、次回は、ハロウィン回。
一昨年、昨年と、ハロウィン回は、特に難しい事は考えず、頭を空っぽにして楽しんで見れていましたので、今年も気軽に見ていきたいと思います。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。
らぁら達やジュリィの前に現れた女神の名は「ジャニス」。彼女は、ジュリィを姉と呼びます。
ジャニスの真剣な面持ちとは対照的に、ジュリィは、ライブした喜びを伝えました。
オープニング直後の「プリパラしりとり」で、「つ」で始まる言葉で来たのは、「月川ちり」。

次は「り」で始まる言葉ですが、そちらは、次回予告直後。
~ Aパート ~
だが、その一方で、疑問もあります。ジュリィはどうしてライブをしたのか? ジャニスは一体何者なのか?
ジャニスは、真実を話そうとしますが、ペッパーをどうにかするよう言います。というのは、ペッパーは、ジャニスとジュリィが火の鳥に見え、火の鳥を食べたら不死になれると、2人を食べようとしているから。



という事で、ジャニスは、真実を話します。
まず、ジャニスは、ジュリィの妹。これは、めが兄ぃも知らなかったようですが、それは当然だと、ジャニスは言います。
というのは、ジュリィが神アイドルを司る女神なら、ジャニスは、陰からサポートする役目だから。ジュリィとジャニスは、月の表側と裏側のような関係です。
ですので、永遠に見えないのが、ジャニスの運命。
しかし、その構図に変化が起きました。ジュリィが勝手な行動をした事で、表に出るようになったようです。
ジュリィは、ただアイドルが大好きなだけだと、無邪気に言いますが、ジャニスは、それが困ったものだと感じています。
ジュリィは、これまで様々の時代のプリパラへ、姿を変えてお忍びで言っていたようです。らぁら達のライブも何度か見ていたとか。


そして、ジュリィは、アイドルになると言い出しました。女神がアイドルになる事なんてできる訳がないとジャニスは言いますが、ジュリィは、できると返します。
それは、女神の自分をリセットして、赤ちゃんから成長し直す方法。もちろん、ジャニスは反対しますが、ジュリィは何とかなると楽観的。しかも、ジャニスもアイドルになるよう言います。
そして、ジュリィは、ジャニスのプリチケを用意。

そんな中、神アイドルグランプリモードへのアップデートが始まりました。
ジャニスは、ジュリィを引き止めようとしましたが、ジュリィは何とかなると、プリチケをスキャン。2人は、パラジュクのプリパラに降り立ちました。
その後、ジュリィ=ジュルルは、らぁらが発見。
ジャニスは、ちりが見つけました。90話でらぁらと別れたちりは、すぐにジュエルマイク、そして、ジャニスが中にいるパクトを入手。


「何で、そうなるぷり・・・。」

その後、ペッパーがウサチャに噛みついたり、ガァルルがみかんに噛みついたりと、ちょっとした騒ぎに。




ジュリィは、今のところ神アイドルグランプリは順調に進んでいるから大丈夫だと楽観的ですが、ジャニスは、サパンナの悲劇を忘れたのか、と返します。
サパンナでは、神アイドルグランプリが順調に進んでいたものの、サパンナのめが兄ぃがライオンに襲われて、プリパラが荒廃した過去があります。
システムは、簡単に異常をきたすもの。何か恐ろしい事が起こってからでは、手遅れです。そうならないためにも、すべての行程を正確に辿る必要があると、ジャニスは言います。
しかし、ジュリィは、そんなに心配しては楽しめないと楽観的。この態度に、ジャニスは怒ります。
「お姉様がしっかりしてくれないと、妹の私が困るのです!」
「そんな事言われても・・・。」
「何かこのやりとり、どっかで聞いた事あるような・・・。」

「アハハ・・・。そうかも・・・。」

「もうちょっとしっかりしてくれなきゃ・・・、」



「分かり合える存在が・・・。」

「かしこまー・・・。」



「エヘヘ・・・。レオナは気が利くな・・・。」


「私もしっかり者ー。」
「そっちは、どっちも大気圏外ぷり!」


「うむ。」


ジャニスは、これ以上姉には任せられないと、タクトを渡すよう迫り、これからは、自分が女神となって、神アイドルグランプリをとり行うと言いました。
それでも、ジュリィは、アイドルになりたいと主張します。どうして、そこまでアイドルにこだわるのか?
ジュリィがその理由を言おうとした時、タクトが光り、ジュリィとジャニスはパクトに変化。ジュリィは、ジュルルに戻っていました。
一方、ジャニスも赤ん坊の姿に。



~ Bパート ~
そんな中、ジュリィのライブを見た観客達は、アンコールを望んでいました。
ですが、ジュリィは赤ちゃんに戻ったため、アンコールはありません。とはいえ、観客達は、ジュリィのライブに満足していました。
少しして、らぁら達は、地下パラに来ていました。
ジュルルは、パクトから出てらぁらに懐く一方、ジャネスはパクトから出られません。ジャネスはタクトを持っていないのが理由だそうです。前話で出たのも、姉のタクトに導かれたからです。
こうなったとなれば、めが兄ぃ緊急会議を行う必要があります。ジャニスにも出席するよう、ちりに、パクトを渡すよう言いますが・・・、
「ちり、メガネごときの言いなりになる必要はありません。」


「はい・・・。」

その夜、らぁらは、1人で立ったジュルルを褒めました。しかし、今後ジュルルに何かあったら、と不安も感じています。
ですが、ジュリィは、そんな不安をよそに、無邪気に振舞います。




後日、ウサチャの隠れ家に来たのん。ちりも、呼ばれていました。ついでに、ペッパーも。





「3人で最高のチームを作る事! これが条件ウチャ!」

「私達が神アイドルになる前に、ウサチャが天国に行っちゃうよ!」


しかし、ちりは、ペッパーと組みたくないと主張。ですが、ジャニスが引き留めます。
「自分の身を挺してまで、チームの秩序を保とうとするとは・・・。古代より様々なマネージャーを見てきましたが、あなたが初めてです。なぜそこまで、この3人にこだわるのですか?」
「ウサチャには見えたウチャ! この3人がいれば、グーチョキパーウチャ! つまり、ライバルがどんな手を出しても、絶対勝てるウチャ! それだけじゃないウチャ! パーのちりは、グーのペッパーを包み込める存在になれるウチャ!」



ジャニスは、ウサチャの覚悟を認め、のん、ちり、ペッパーの3人チームを組むよう言い渡しました。
ウサチャはテンションが上がり、のんに、ライブを見せるよう言います。
という事で、のんは、トライアングルとしてライブに出場。
曲、メイキングドラマは、98話と同じく、「かりすま~とGIRL☆Yeah!」、「ひみつのワンダフルスコープ」。
その頃、プリパリでは、めが兄ぃ緊急会議が行われていました。
ジュリィがアイドルになった事や、ジャニスが現れた事について、様々な意見が出ます。そこで、パラジュクのめが兄ぃが代表して、意見をまとめる事に。
「結論を急ぐ事って、そんなに大事でしょうか? 誰もがせかせかと、慌ただしく生きる時代。ひょっとして私達は、大切なものを忘れてないでしょうか?」







今回は、これで終了です。
次回:「ほら~! ハロマゲドンにゃ」
今年もハロウィンの季節がやってきました。スペシャルゲストは、17話や68話に出てきた蘭たん。

そこで、あろまは、とっておきの切り札を用意。それは、一体何なのか?
「プリパラしりとり」で「り」で始まる言葉は「リンボーダンス」。

次回は「す」から始まる言葉。これまで「す」で始まる言葉は、「すいか」「スーパーミラクルうめぇピーチ」「水道水」と、変化球ばかり来ている感がありますが、次回もそうなるのか? それとも?
【まとめ】
ジュリィの妹「ジャニス」が、らぁら達の目の前に現れ、ジュリィが赤ちゃんになった事などの真相を明かしました。
Aパートで明かされたように、ジュリィは、プリパラを司る女神なのに対し、ジャネスは、それを陰からサポートする女神と、2人は、主役的な存在かそうでないかで対照的です。
対照的なのはそれだけでなく、天真爛漫かしっかり者かでも、そうでしょう。ジュリィは子供、ジャニスは大人のような印象を受けますね。
ジュリィの子供っぽい性格については、赤ちゃんだった時の時間が長かったからだと思っていましたが、元からこうだったのは意外でしたね。
考えてみれば、プリパラは「子供の純粋性」に満ちた場所。それを司る女神もまた「子供の純粋性」に満ちていても不思議ではなく、ああやって子供っぽく天真爛漫に振舞うのも当然なのかもしれませんね。
その一方、ジャニスが、誰からも注目されずに陰からプリパラの繁栄をサポートしているのは、己を弁えていると言えるでしょう。
プリパラは「子供の純粋性」に満ちている場所ゆえ、下手に大人が介入すれば、その輝きを壊しかねません。そのため、大人はプリパラに場違いであり、大人なジャニスが、表に立つ事なく主役の子供達を見守っているのは、大人の正しい姿勢と言えるでしょう。
しかし、ジュリィもジャニスも、それぞれの性格が行き過ぎていると思いますね。
まず、ジュリィは、アイドルになって目立ちたいと、子供っぽさを出し過ぎて、周りの迷惑を考えなさ過ぎのが問題でしょう。
確かに、子供は、自分勝手な行動が、親をはじめとした大人達に迷惑をかけている事には気付きにくいもの。ジュリィが、ジャニスの注意を軽く考えちゃうのも分からなくはありません。
だけど、女神の自分をリセットし、赤ちゃんから成長し直してまでアイドルになろうとしたのは、やり過ぎでしょう。
前話で、ジュリィは念願のステージに立ち、大きな歓声を受けました。それは、ジュリィにとって、すごく幸せな事だったでしょう。
しかし、それは、あくまでも結果論。赤ちゃんになったジュリィを見つけたのが、パラジュクの有名アイドルであるらぁらだったからこそ、この時点でジュリィはアイドルになれたのでしょう。
じゃあ、もし、見つけたのが、ライブにそんなに興味ない子だったら? 育児が苦手な子だったら? プリパラにいる子達のほとんどは、育児経験ゼロでしょうから、赤ちゃんの自分勝手な行動や、なかなか泣き止まない事に耐えられず、ジュルルと一緒にいる事がストレスに繋がる可能性は高いでしょう。
そして、プリパラの外に出られるとなると、行動範囲も広くなる事から、危険度も一層高まり、ジュルルを育てる子の負担も大きくなります。そう考えると、アイドルになる可能性にかけて赤ちゃんになった事は無責任と思われ、ジャニスの注意をもう少し真剣に考えるべきだったと思いますね。
一方、ジャニスについては、ジュリィの勝手過ぎる行動に我慢できず、生真面目な性格も相まって、自分が神アイドルグランプリを取り仕切ろうと考えたのが、良くないでしょう。
確かに、秩序を守る事は大切です。しかし、それにこだわり過ぎると、主役の子供達がないがしろにされる恐れがあり、「子供の純粋性」を壊しかねません。それは、ただの私物化に過ぎず、106話のプリパリのめが兄ぃの二の舞になるでしょう。
それに、パクトとなった自分を見つけたちりへの態度もいただけないでしょう。
多くのアイドルをサポートし、意思尊重するのが、ジャニスの使命。しかし、これまでのジャニスを見ると、プリパラの外でのちりに対しては、プリパラに行きたくないちりに、プリパラに行くよう脅す事が多いです。
プリパラはアミューズメントパークゆえ、行くも行かぬも個人の自由です。にもかかわらず、ちりの意思を無視して、なりたくない自分にさせて苦しめてしまっているのは、陰からサポートする自分の本分に矛盾していると思いますね。
子供なジュリィと、大人なジャニス。そんな2人の対照性が行き過ぎている事が、今後の悪い流れに繋がるんじゃないかと危惧するところではありますが、互いに、アイドルの存在を尊重していて、互いを思っているところは光明と言えるでしょう。
そこから、それぞれの行き過ぎた性格を見つめ直せれば良いのですが、それは、2人とも本来の姿に戻ってからになるでしょうね。まあ、その展開は、当分先になりそうな気がしますが。
さて、次回は、ハロウィン回。
一昨年、昨年と、ハロウィン回は、特に難しい事は考えず、頭を空っぽにして楽しんで見れていましたので、今年も気軽に見ていきたいと思います。