「アイドルタイムプリパラ」第15話「ミーチルみちる」の感想です。
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オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
ある日、食堂にて、ゆいとらぁらは、みちるに声をかけますが、みちるはテーブル下に隠れてしまいます。
理由は、あろまに見つからないため。前話では、自分の不幸体質を変えてもらいたいと、つい、あろまの手下になりましたが、アイドルになるのは無理だと感じています。
ウワサをすれば、あろまとみかんが食堂にやって来ました。
みちるがどこにいるか聞かれたゆいとらぁらは、見ていないとごまかします。あろまは、みちるをプリパラデビューさせようと考えているようです。
それを聞いたみちるは驚き、テーブルに頭をぶつけます。その音がみかんに聞こえてしまい、発見されてしまいました。
みちるは、アイドルになるなんて無理だと、あろま達から逃げます。
少しして、みちるは、地獄ミミ子と対面。地獄ミミ子は、アイドルなんて無理だと言うみちるの意見に賛同します。
「私達は同志。」
「同志・・・?」
「そう・・・。」
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「みんながプリパラに熱を上げるようになれば、風紀や規則が乱れる一方。そんな事、風紀委員として認める訳にはいかん・・・。」
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その後、地獄ミミ子の協力で、みちるは、あろまとみかんを撒きました。
少しして、みちるは、例の穴の前に来ましたが・・・、
「待っていたぞ!」
「もう逃がさないなのー!」
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「汝、無類の麺好きのようだな。」
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「そ、その麺は・・・、タンタンメン・・・。」
「これを放って逃げるのか?」
「時間経ったら、麺伸びちゃうなのー!」
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「うう・・・。タンタンメンをムダにするなんて無理・・・。でも、アイドルになるのも無理・・・。」
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「我には聞こえる。汝の右肩にいる者の声が。アイドルのような華やかな衣装を着て、煌びやかなステージに立ちたい。そして、沢山の人達の前で歌ってみたい。」
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右肩にいる者は誰なのか?
「はるか昔、高度な文明を築き、栄華を誇りながら、突如として大海原に沈んだという謎の古代文明。」
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「そのプー大陸の巫女にして、姫であったプリンセス!」
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「お、お姫様・・・。」
「その名は・・・、ミーチル!」
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「それが、汝の右肩に取り憑いた者の正体。巫女とは、占いやまじないによって、多くの民を導きし者の事。つまり、ミーチルは、汝をプリパラに導いているのだ!」
「そ、そんな・・・。」
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ちょうどその時、プリパラ閉園の鐘が。プリパラに連れて行くのは明日になりました。
あろまとみかんが去った後、ゆい、らぁら、にのがやって来ました。ゆい達も、プリパラに行ってみてはどうかと言いますが、みちるは無理だと感じています。
少しして、辺りは暗くなりました。寮の部屋に戻りたいみちるですが、あろまとみかんのいる部屋の前を通る必要があります。
ゆいが部屋を覗き見。みかんは熟睡している一方、あろまは何かを描いていました。
部屋の外の気配には気付いていないようで、今のうちにみちるは、部屋に向かいます。そんな中、にのは、みちるを見て、どこか不満げな表情。
その翌日、あろまから逃げ腰のみちるに、にのがダメ出し。
「アイドルが嫌なら、あろまにちゃんと言うべきっす!」
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「そ、そんな・・・。私には・・・。」
「逃げ回っても、何の解決にもならないっす! あろまだって、ちゃんと話せば分かってくれるっす!」
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「分かりました・・・。私、ちゃんと話してみます・・・。」
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~ Bパート ~
その後、みちる達は、あろまとみかんの部屋に来ました。みちるは、プリパラには行かない事を言おうにも、なかなか言えません。
そんな中、ゆいは、あろまの机にあったイラストに目を付けました。
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これは、あろまが描いた絵で、朝までずっと描いていたとか。モデルは、みちるです。
「我が小悪魔の晴れ姿がみっともなくては、主である我が恥をかくであろう。」
「みちるに、もっと可愛いコーデを着てって言ってるの!」
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「私、こんな風になれるのかな・・・?」
「なれるよ! プリパラは、なりたい自分になれる所なんだから!」
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「自分で無理って思わないで。きっとユメできる!」
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「だから、自分をユメ信じて!」
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「自分を・・・、信じる・・・。自分を・・・。」
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「私、プリパラに行ってみます!」
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という事で、一同は、プリズムストーンに。みちるのブランドは「メルティリリィ」に決定。
そして、プリパラチェンジ。
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「わあ、とっても似合ってる!」
「さすが我が目を付けただけはある!」
「みちるさん、ユメ可愛い!」
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「みちる? 誰の事じゃ?」
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「わらわはミーチル。プー大陸の姫にして、巫女のプリンセス。わらわはミーチルじゃ!」
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「見える・・・。見えるぞよ・・・。」
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「え? 何が?」
「そなたらの前世、丸見えじゃ!」
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「そなたの前世はカニ。」
「カニさん?」
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「前に進めない」というところから、そう見出してるんでしょうかね。いつまでも小学6年生を続けている訳ですし。まあ、そんな深い理由はなく、適当に考えただけでしょうね。(笑)
「そなたはトンボ。」
「え? ユメトンボ、ユメ可愛い!」
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なんか不気味な生物やのう(笑)。とはいえ、羽ばたけるという点では、良い見方でしょうか。
「そなたは肉まん!」
「ジェル? わあ! 美味しいやつなの!」
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そのまんまだな。前世が丸見えとか言ってたけど、実はそうでもなく、適当に言ってるだけだろ。(笑)
「して、そなたは・・・。」
「我は、前世も悪魔だ!」
「じゃあ、それで。」
「うむ。」
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やっぱり適当じゃないか。皆さん、前世がどうたらこうたら言い出す怪しい人を見かけたら、即110番通報を!(笑)
「みんな、真に受け過ぎっすよ・・・。」
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「そなたは、わらわを信じぬのか?」
「非科学的っす。子供じみてるっす!」
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まともなツッコミ、ありがとう、にの。まあ、そう言うキミも「子供」なんだけどな。禁句ですかね?(笑)
「たわけ! そなたの前世はソフトボールじゃ!」
「どうして、にのがソフトボールっすかー!?」
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そうツッコむなら、ノリでボール投げようとすんなよ。新シリーズになっても、ロクでもないキャラがばかりで、ホント、疲れるぜ・・・。あ、もちろん、心地良い疲れですので、誤解しないで下さいね?(笑)
「にのちゃん! 前世を投げちゃダメ!」
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ホント、何なんでしょうね。この訳分からんノリは。このプリパラシリーズは、今月で4年目を迎えましたが、このノリは一向に衰える事なく、何よりです。(笑)
「みちるさん、アイドルウォッチとみせかわバッグをどうぞ。」
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「みちるさんではない! ミーチルじゃ! この無礼者をひっ捕らえい! はりつけじゃ!」
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何ぃ!? プリパラシリーズ最恐キャラのめが姉ぇをはりつけの刑だと!? すげぇ・・・。さすが、プー大陸の姫。もうミーチルに怖いものはないな!(お前、みちるに死亡フラグ立てんなよ(笑))
その直後、みちるのアイドルタイムが最大まで溜まりました。しかし、ライブをするには、マネージャーが必要です。
「ならば、ここにいる者全員でやればよい。」
「何で、にの達がやらなきゃいけないっす!?」
「わらわは、すべての頂点に君臨するプー大陸の姫。当たり前じゃろ。」
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おい、この感想を読んでいる、そこのヒマな読者。今すぐ、みちるのマネージャーになってこいよ。プー大陸の姫に近付けるなんて、至極光栄な事なんですから。特に、みちるに踏まれたいMな輩は、全力ダッシュですぞ!(笑)
マネージャーは、卵から生まれたマスコットがなる決まりがあります。
「ならば仕方ない。この中の誰かが卵を産んで、わらわに献上するのじゃ!」
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ちょっ。卵を産んで献上しろとか、何、ハレンチな事言ってんだよ、このプリンセスは。皆さん、卵を産んで献上しろなんて言う怪しい人を見かけたら、即110番通報を!(笑)
ちょうどその時、ガァルルがやって来ました。卵といえば、前話で、ガァルルが時計塔の中で見つけて、持ち運んでいました。
そして、すぐに、マスコットが誕生。名前は「ピツジ」。
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「ピツジ・・・。思い出したぞ。そなた、前世で、我が国の大臣であったろう。」
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「カルマじゃ! 現世では、わらわのマネージャーになるがよい!」
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「わらわは何でもできる! できるできるできるできるできるできるできるできるできる!」
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「できるできる」うるせーな。この子の前世って、この人の親族なんじゃね?
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もし、ある番組で、この人とみちるが共演する事になったら、視聴率がウナギ上りするんじゃないかと、少しばかり興味が湧いてきました。(笑)
マネージャーが見つかった事で、みちるはライブに臨みます。
コーデは「レーシーレディガーネットコーデ」。
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「民よ、わらわはミーチル。パケの内の文書に記されておる通り、大海原の底に沈んだあの伝説のプー大陸の姫じゃ!」
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「あの子、何言ってんの?」
「面白いじゃん!」
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「何言ってんの?」というツッコミが的確過ぎて笑える。皆さん、ライブ会場とかで、自分はプー大陸の姫とか言う怪しい人を見かけたら、即110番通報を!(本日3回目です(笑))
「時を越えて蘇りし今、わらわは既にオーパーツを手に入れた。プー大陸の浮上も近いぞよ!」
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まあ、浮上したとしても、すぐに沈められるかもしれないけどな。大昔と比べると、兵器開発は大幅に進んでいるんだから、得体の知れない島は、すぐに爆撃されるのがオチだと思うぞ。(笑)
「夢の中でも夜更かししましょ。今宵、あなたに幽体離脱。」
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夢の中で夜更かしとか、それ、遅起きだろ。良い子の皆さん、この子の言う事は大海原に沈めて、早寝早起きを心掛けましょう!(笑)
ミュージックスタート。曲は「GOスト♭コースター」。
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ここからメイキングドラマ。
「見せてあげる・・・。わらわの歌とダンスに酔いしれよ!」
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「絶対的誘惑・・・、アーチマジック!」
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ライブは大盛り上がりで終了。
「わらわは何でもできる! できるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできる!」
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その後、みちるは、ガァルマゲドンの3人とトモチケ交換。
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みちるがプリパラデビューした事は、ダンプリにも伝わっていました。アサヒとコヨイは、プリパラの盛り上がりに感心するものの、ショウゴは相変わらず面白くなく感じています。
パソコンを通じて、みちるのライブを見ていた地獄ミミ子は、アイドルは認めないと、ますます意欲を高めました。
少しして、ゆい達は、時計塔に向かっていました。時計塔から、音色が聞こえたためです。
「わらわのチャクラに訴えかけてくるのは、クレオパトラの霊か? それとも・・・。オーッホッホッホッホ!」
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いや。たぶん、ギャグの神様じゃないかと。そふぃ、ちりといい、普段との変貌が激しいキャラは、良いツッコミがいを与えてくれます。(笑)
時計塔に入って、すぐに見えるのは、ガァルルの部屋。
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音色は、この部屋にあるドアから聞こえていました。前話はガァルルが開こうとするも、開きませんでしたが、ゆいがドアノブに手をかけると簡単に開きました。
ドアの先には、階段が続いていました。その先には、またドアが。
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ゆいがドアを開けようとすると、ひとりでにドアが開きました、まるで、ゆい達を部屋に案内するかのように。
そして、部屋には・・・、
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「私は・・・、ファララ・ア・ラーム。」
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その直後、時計塔の時計の針が動き、それに合わせて、ファララは眠りにつきました。
少しして、みちるは、お姫様気分で高らかにプリパラを出ました。
しかし、プリパラを出ると・・・、
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プリパラ内での出来事に恥ずかしがり、ネガティブな自分へと逆戻りしてしまいました。
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今回は、これで終了です。
次回:「あの地獄にさよならを」
地獄ミミ子は、プリパラが人気を集めている事に焦りを抱き、プリパラに関わる生徒への取り締まりを強化しました。その結果、多くの生徒から反感を買う事に。
どうやら、地獄ミミ子が唯一信用していた校長もプリパラを支持するようになってしまったのが、さらなる取り締まりに拍車をかけたようです。そんな校長は、孤立を深めるミミ子を心配し、ゆいとらぁらに地獄ミミ子救済の相談を持ちかける事に。
次回予告直後の提供画像
【まとめ】
プリパラに行く事に反対していたみちるでしたが、周りの後押しにより、プリパラデビューを果たしました。
ミーチルって誰やねん! そして、M好みなアイドルがまた出てきたなあ。
今話の感想を簡単にまとめろと言われたら、こうですね(笑)。前作のちりといい、おとなしい子ほど、プリパラでは、めちゃくちゃ激しくなりますね。そうでもしないと、スタッフ様のストレスが溜まっちゃうんでしょうか。(笑)
そんな今話でしたが、真面目に考えさせる部分もあったと思います。それは「可能性の信じ様」でしょうか。
どんな人にも、様々な可能性があります。その可能性の信じ方によって、幾通りもの将来があるでしょう。
そして、己の可能性を信じる信じぬは、自分の気持ち次第。たとえば、それなりの運動神経が備わっていても、そこから目を背けて、跳び箱への恐怖感を持ってしまうと、簡単な高さすら跳び越えられなくなるものです。一方、算数が苦手でも、やる気次第で100点満点は取れると、可能性を信じて頑張れば、100点を取りやすくなるものなんですよね。
とはいえ、人の見通せる視野には限りがあり、すべての可能性に目を向けられる訳ではありません。特に、みちるのようなネガティブな子ほど、視野が狭くなりやすく、見落とす可能性は数多もある事でしょう。
ですが、他者がいれば、自らの可能性をもっと広げる事ができるでしょう。自分が見えていない可能性に他者が気付いて、伝達していけば、より多くの可能性の信じ様が生まれます。
みちるは、プリパラに行くのは無理だと思っていましたが、あろまのおかげで、プリパラに行く事ができました。
それは、あろまが、みちるの可能性を信じていたからでしょう。それは、みちるをモデルとしたあのコーデイラストが、それを物語っていたと思いますね。
いくらみちるが気が弱いからと手下に引き入れても、みちるに可能性を見出していなければ、あそこまで肩入れはしないでしょう。気の弱い自分のために、プリパラデビューを真剣に考えていたあろまの努力が、みちるに可能性を与えてくれたと思いますね。
また、にのにも、見所はあったと思います。
プリパラに行くのが嫌だと言うべきだという思惑は外れたものの、大事な事は自分の口から言うべきだと物申したところは、みちるの可能性を信じていたように思いますね。前作126話で、のんとペッパーが、ちりの勇気を後押ししていたのを思い出します。
にのについても、みちるの可能性を信じていなければ、プリパラに行くのが嫌だと自分で言うべきだとは言わず、にの自ら言っていたでしょう。弱気でおとなしい子でも、ハッキリ物申せる可能性はあり、そして、相手にも分かってくれると信じていたように思いますね。
さて、次回は、地獄ミミ子がメインの話。
次回でなくても、近々プリパラを見直すかと思われますが、随分早いですね。9月にその展開が来ると思っていたのですが。まあ、アイドルタイムグランプリ中に結構目立っていた事を思うと、長くプリパラ嫌いな態度をとらせては、視聴者が飽きちゃうでしょう。
アイドルはけしからんと一点張りの地獄ミミ子ですが、それでも、ライブはちゃんと見ているあたり、わずかながらアイドルに可能性を見出しているようにも思えるんですよね。アイドルが嫌いなら、ライブなんて見なければいい話なのに。プリパラで何か悪い思い出があるのかもしれませんが、それでも、未練タラタラのように感じますね。
地獄ミミ子はメインキャラではないため、3DCGライブシーンはないと思いますが、これまでの姿勢がどう変わるのか、しっかり見ていきたいと思います。
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~ Aパート ~
ある日、食堂にて、ゆいとらぁらは、みちるに声をかけますが、みちるはテーブル下に隠れてしまいます。
理由は、あろまに見つからないため。前話では、自分の不幸体質を変えてもらいたいと、つい、あろまの手下になりましたが、アイドルになるのは無理だと感じています。
ウワサをすれば、あろまとみかんが食堂にやって来ました。
みちるがどこにいるか聞かれたゆいとらぁらは、見ていないとごまかします。あろまは、みちるをプリパラデビューさせようと考えているようです。
それを聞いたみちるは驚き、テーブルに頭をぶつけます。その音がみかんに聞こえてしまい、発見されてしまいました。
みちるは、アイドルになるなんて無理だと、あろま達から逃げます。
少しして、みちるは、地獄ミミ子と対面。地獄ミミ子は、アイドルなんて無理だと言うみちるの意見に賛同します。
「私達は同志。」
「同志・・・?」
「そう・・・。」

「みんながプリパラに熱を上げるようになれば、風紀や規則が乱れる一方。そんな事、風紀委員として認める訳にはいかん・・・。」

その後、地獄ミミ子の協力で、みちるは、あろまとみかんを撒きました。
少しして、みちるは、例の穴の前に来ましたが・・・、
「待っていたぞ!」
「もう逃がさないなのー!」

「汝、無類の麺好きのようだな。」

「そ、その麺は・・・、タンタンメン・・・。」
「これを放って逃げるのか?」
「時間経ったら、麺伸びちゃうなのー!」


「うう・・・。タンタンメンをムダにするなんて無理・・・。でも、アイドルになるのも無理・・・。」

「我には聞こえる。汝の右肩にいる者の声が。アイドルのような華やかな衣装を着て、煌びやかなステージに立ちたい。そして、沢山の人達の前で歌ってみたい。」


右肩にいる者は誰なのか?
「はるか昔、高度な文明を築き、栄華を誇りながら、突如として大海原に沈んだという謎の古代文明。」


「そのプー大陸の巫女にして、姫であったプリンセス!」

「お、お姫様・・・。」
「その名は・・・、ミーチル!」


「それが、汝の右肩に取り憑いた者の正体。巫女とは、占いやまじないによって、多くの民を導きし者の事。つまり、ミーチルは、汝をプリパラに導いているのだ!」
「そ、そんな・・・。」


ちょうどその時、プリパラ閉園の鐘が。プリパラに連れて行くのは明日になりました。
あろまとみかんが去った後、ゆい、らぁら、にのがやって来ました。ゆい達も、プリパラに行ってみてはどうかと言いますが、みちるは無理だと感じています。
少しして、辺りは暗くなりました。寮の部屋に戻りたいみちるですが、あろまとみかんのいる部屋の前を通る必要があります。
ゆいが部屋を覗き見。みかんは熟睡している一方、あろまは何かを描いていました。
部屋の外の気配には気付いていないようで、今のうちにみちるは、部屋に向かいます。そんな中、にのは、みちるを見て、どこか不満げな表情。
その翌日、あろまから逃げ腰のみちるに、にのがダメ出し。
「アイドルが嫌なら、あろまにちゃんと言うべきっす!」

「そ、そんな・・・。私には・・・。」
「逃げ回っても、何の解決にもならないっす! あろまだって、ちゃんと話せば分かってくれるっす!」


「分かりました・・・。私、ちゃんと話してみます・・・。」

~ Bパート ~
その後、みちる達は、あろまとみかんの部屋に来ました。みちるは、プリパラには行かない事を言おうにも、なかなか言えません。
そんな中、ゆいは、あろまの机にあったイラストに目を付けました。

これは、あろまが描いた絵で、朝までずっと描いていたとか。モデルは、みちるです。
「我が小悪魔の晴れ姿がみっともなくては、主である我が恥をかくであろう。」
「みちるに、もっと可愛いコーデを着てって言ってるの!」

「私、こんな風になれるのかな・・・?」
「なれるよ! プリパラは、なりたい自分になれる所なんだから!」

「自分で無理って思わないで。きっとユメできる!」

「だから、自分をユメ信じて!」


「自分を・・・、信じる・・・。自分を・・・。」



「私、プリパラに行ってみます!」


という事で、一同は、プリズムストーンに。みちるのブランドは「メルティリリィ」に決定。
そして、プリパラチェンジ。


「わあ、とっても似合ってる!」
「さすが我が目を付けただけはある!」
「みちるさん、ユメ可愛い!」

「みちる? 誰の事じゃ?」

「わらわはミーチル。プー大陸の姫にして、巫女のプリンセス。わらわはミーチルじゃ!」


「見える・・・。見えるぞよ・・・。」

「え? 何が?」
「そなたらの前世、丸見えじゃ!」

「そなたの前世はカニ。」
「カニさん?」


「前に進めない」というところから、そう見出してるんでしょうかね。いつまでも小学6年生を続けている訳ですし。まあ、そんな深い理由はなく、適当に考えただけでしょうね。(笑)
「そなたはトンボ。」
「え? ユメトンボ、ユメ可愛い!」


なんか不気味な生物やのう(笑)。とはいえ、羽ばたけるという点では、良い見方でしょうか。
「そなたは肉まん!」
「ジェル? わあ! 美味しいやつなの!」


そのまんまだな。前世が丸見えとか言ってたけど、実はそうでもなく、適当に言ってるだけだろ。(笑)
「して、そなたは・・・。」
「我は、前世も悪魔だ!」
「じゃあ、それで。」
「うむ。」

やっぱり適当じゃないか。皆さん、前世がどうたらこうたら言い出す怪しい人を見かけたら、即110番通報を!(笑)
「みんな、真に受け過ぎっすよ・・・。」

「そなたは、わらわを信じぬのか?」
「非科学的っす。子供じみてるっす!」

まともなツッコミ、ありがとう、にの。まあ、そう言うキミも「子供」なんだけどな。禁句ですかね?(笑)
「たわけ! そなたの前世はソフトボールじゃ!」
「どうして、にのがソフトボールっすかー!?」


そうツッコむなら、ノリでボール投げようとすんなよ。新シリーズになっても、ロクでもないキャラがばかりで、ホント、疲れるぜ・・・。あ、もちろん、心地良い疲れですので、誤解しないで下さいね?(笑)
「にのちゃん! 前世を投げちゃダメ!」



ホント、何なんでしょうね。この訳分からんノリは。このプリパラシリーズは、今月で4年目を迎えましたが、このノリは一向に衰える事なく、何よりです。(笑)
「みちるさん、アイドルウォッチとみせかわバッグをどうぞ。」

「みちるさんではない! ミーチルじゃ! この無礼者をひっ捕らえい! はりつけじゃ!」






何ぃ!? プリパラシリーズ最恐キャラのめが姉ぇをはりつけの刑だと!? すげぇ・・・。さすが、プー大陸の姫。もうミーチルに怖いものはないな!(お前、みちるに死亡フラグ立てんなよ(笑))
その直後、みちるのアイドルタイムが最大まで溜まりました。しかし、ライブをするには、マネージャーが必要です。
「ならば、ここにいる者全員でやればよい。」
「何で、にの達がやらなきゃいけないっす!?」
「わらわは、すべての頂点に君臨するプー大陸の姫。当たり前じゃろ。」


おい、この感想を読んでいる、そこのヒマな読者。今すぐ、みちるのマネージャーになってこいよ。プー大陸の姫に近付けるなんて、至極光栄な事なんですから。特に、みちるに踏まれたいMな輩は、全力ダッシュですぞ!(笑)
マネージャーは、卵から生まれたマスコットがなる決まりがあります。
「ならば仕方ない。この中の誰かが卵を産んで、わらわに献上するのじゃ!」

ちょっ。卵を産んで献上しろとか、何、ハレンチな事言ってんだよ、このプリンセスは。皆さん、卵を産んで献上しろなんて言う怪しい人を見かけたら、即110番通報を!(笑)
ちょうどその時、ガァルルがやって来ました。卵といえば、前話で、ガァルルが時計塔の中で見つけて、持ち運んでいました。
そして、すぐに、マスコットが誕生。名前は「ピツジ」。

「ピツジ・・・。思い出したぞ。そなた、前世で、我が国の大臣であったろう。」


「カルマじゃ! 現世では、わらわのマネージャーになるがよい!」

「わらわは何でもできる! できるできるできるできるできるできるできるできるできる!」

「できるできる」うるせーな。この子の前世って、この人の親族なんじゃね?

もし、ある番組で、この人とみちるが共演する事になったら、視聴率がウナギ上りするんじゃないかと、少しばかり興味が湧いてきました。(笑)
マネージャーが見つかった事で、みちるはライブに臨みます。
コーデは「レーシーレディガーネットコーデ」。

「民よ、わらわはミーチル。パケの内の文書に記されておる通り、大海原の底に沈んだあの伝説のプー大陸の姫じゃ!」



「あの子、何言ってんの?」
「面白いじゃん!」

「何言ってんの?」というツッコミが的確過ぎて笑える。皆さん、ライブ会場とかで、自分はプー大陸の姫とか言う怪しい人を見かけたら、即110番通報を!(本日3回目です(笑))
「時を越えて蘇りし今、わらわは既にオーパーツを手に入れた。プー大陸の浮上も近いぞよ!」


まあ、浮上したとしても、すぐに沈められるかもしれないけどな。大昔と比べると、兵器開発は大幅に進んでいるんだから、得体の知れない島は、すぐに爆撃されるのがオチだと思うぞ。(笑)
「夢の中でも夜更かししましょ。今宵、あなたに幽体離脱。」



夢の中で夜更かしとか、それ、遅起きだろ。良い子の皆さん、この子の言う事は大海原に沈めて、早寝早起きを心掛けましょう!(笑)
ミュージックスタート。曲は「GOスト♭コースター」。













ここからメイキングドラマ。
「見せてあげる・・・。わらわの歌とダンスに酔いしれよ!」





「絶対的誘惑・・・、アーチマジック!」









ライブは大盛り上がりで終了。
「わらわは何でもできる! できるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできるできる!」

その後、みちるは、ガァルマゲドンの3人とトモチケ交換。

みちるがプリパラデビューした事は、ダンプリにも伝わっていました。アサヒとコヨイは、プリパラの盛り上がりに感心するものの、ショウゴは相変わらず面白くなく感じています。
パソコンを通じて、みちるのライブを見ていた地獄ミミ子は、アイドルは認めないと、ますます意欲を高めました。
少しして、ゆい達は、時計塔に向かっていました。時計塔から、音色が聞こえたためです。
「わらわのチャクラに訴えかけてくるのは、クレオパトラの霊か? それとも・・・。オーッホッホッホッホ!」

いや。たぶん、ギャグの神様じゃないかと。そふぃ、ちりといい、普段との変貌が激しいキャラは、良いツッコミがいを与えてくれます。(笑)
時計塔に入って、すぐに見えるのは、ガァルルの部屋。

音色は、この部屋にあるドアから聞こえていました。前話はガァルルが開こうとするも、開きませんでしたが、ゆいがドアノブに手をかけると簡単に開きました。
ドアの先には、階段が続いていました。その先には、またドアが。

ゆいがドアを開けようとすると、ひとりでにドアが開きました、まるで、ゆい達を部屋に案内するかのように。
そして、部屋には・・・、



「私は・・・、ファララ・ア・ラーム。」

その直後、時計塔の時計の針が動き、それに合わせて、ファララは眠りにつきました。
少しして、みちるは、お姫様気分で高らかにプリパラを出ました。
しかし、プリパラを出ると・・・、


プリパラ内での出来事に恥ずかしがり、ネガティブな自分へと逆戻りしてしまいました。

今回は、これで終了です。
次回:「あの地獄にさよならを」
地獄ミミ子は、プリパラが人気を集めている事に焦りを抱き、プリパラに関わる生徒への取り締まりを強化しました。その結果、多くの生徒から反感を買う事に。
どうやら、地獄ミミ子が唯一信用していた校長もプリパラを支持するようになってしまったのが、さらなる取り締まりに拍車をかけたようです。そんな校長は、孤立を深めるミミ子を心配し、ゆいとらぁらに地獄ミミ子救済の相談を持ちかける事に。

【まとめ】
プリパラに行く事に反対していたみちるでしたが、周りの後押しにより、プリパラデビューを果たしました。
ミーチルって誰やねん! そして、M好みなアイドルがまた出てきたなあ。
今話の感想を簡単にまとめろと言われたら、こうですね(笑)。前作のちりといい、おとなしい子ほど、プリパラでは、めちゃくちゃ激しくなりますね。そうでもしないと、スタッフ様のストレスが溜まっちゃうんでしょうか。(笑)
そんな今話でしたが、真面目に考えさせる部分もあったと思います。それは「可能性の信じ様」でしょうか。
どんな人にも、様々な可能性があります。その可能性の信じ方によって、幾通りもの将来があるでしょう。
そして、己の可能性を信じる信じぬは、自分の気持ち次第。たとえば、それなりの運動神経が備わっていても、そこから目を背けて、跳び箱への恐怖感を持ってしまうと、簡単な高さすら跳び越えられなくなるものです。一方、算数が苦手でも、やる気次第で100点満点は取れると、可能性を信じて頑張れば、100点を取りやすくなるものなんですよね。
とはいえ、人の見通せる視野には限りがあり、すべての可能性に目を向けられる訳ではありません。特に、みちるのようなネガティブな子ほど、視野が狭くなりやすく、見落とす可能性は数多もある事でしょう。
ですが、他者がいれば、自らの可能性をもっと広げる事ができるでしょう。自分が見えていない可能性に他者が気付いて、伝達していけば、より多くの可能性の信じ様が生まれます。
みちるは、プリパラに行くのは無理だと思っていましたが、あろまのおかげで、プリパラに行く事ができました。
それは、あろまが、みちるの可能性を信じていたからでしょう。それは、みちるをモデルとしたあのコーデイラストが、それを物語っていたと思いますね。
いくらみちるが気が弱いからと手下に引き入れても、みちるに可能性を見出していなければ、あそこまで肩入れはしないでしょう。気の弱い自分のために、プリパラデビューを真剣に考えていたあろまの努力が、みちるに可能性を与えてくれたと思いますね。
また、にのにも、見所はあったと思います。
プリパラに行くのが嫌だと言うべきだという思惑は外れたものの、大事な事は自分の口から言うべきだと物申したところは、みちるの可能性を信じていたように思いますね。前作126話で、のんとペッパーが、ちりの勇気を後押ししていたのを思い出します。
にのについても、みちるの可能性を信じていなければ、プリパラに行くのが嫌だと自分で言うべきだとは言わず、にの自ら言っていたでしょう。弱気でおとなしい子でも、ハッキリ物申せる可能性はあり、そして、相手にも分かってくれると信じていたように思いますね。
さて、次回は、地獄ミミ子がメインの話。
次回でなくても、近々プリパラを見直すかと思われますが、随分早いですね。9月にその展開が来ると思っていたのですが。まあ、アイドルタイムグランプリ中に結構目立っていた事を思うと、長くプリパラ嫌いな態度をとらせては、視聴者が飽きちゃうでしょう。
アイドルはけしからんと一点張りの地獄ミミ子ですが、それでも、ライブはちゃんと見ているあたり、わずかながらアイドルに可能性を見出しているようにも思えるんですよね。アイドルが嫌いなら、ライブなんて見なければいい話なのに。プリパラで何か悪い思い出があるのかもしれませんが、それでも、未練タラタラのように感じますね。
地獄ミミ子はメインキャラではないため、3DCGライブシーンはないと思いますが、これまでの姿勢がどう変わるのか、しっかり見ていきたいと思います。