「アイドルタイムプリパラ」第16話「あの地獄にさよならを」の感想です。
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
今日も、みちるは、プリパラ内で高飛車に振舞う一方、プリパラを出れば、ネガティブな自分に逆戻り。とはいえ、ライブは楽しかったと思っているようで。
その後、遅れて、ゆい、らぁら、にのがプリパラを出ました。にのは、受付めが姉ぇに、ファララの事について聞きました。
「はい。ちゃんと調べましたよ。」
「それで!? それで!?」
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「システムには何も登録されていませんし、時計塔に入る事ができませんでしたので、何も分かりませんでした。めが兄ぃさんが引き続き調べてくれるそうです。」
『そっか・・・。』
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ファララの事はシステムに登録されてなくても、何も分からなかった事を「ちゃんと調べた」とシステムは認識しているのか。やれやれ、都合のいいシステムだ事。今の世の中、IT化が進んでいますが、このシステムを取り入れたら、社会はダメになるだろうな、と感じた今日この頃です。(笑)
それから少しして、アボカド学園。地獄ミミ子が、プリパラの「プリ」すらも聞き逃さないくらい、耳の感度を引き上げました。
すると、すぐに、「プリ」を聞き取りました。しかし、プリパラの話題ではなく、プリンの話。
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またしても、「プリ」の声が。ですが、次は、「プリンスメロン」の話。
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こうも「プリ」に警戒し過ぎると、生活に支障をきたしそうですよね。栄養サプリは摂取できませんし、プリッツも食べれませんし、プリンターは使えないですし。うん、やっぱ「プリ」は偉大だ。(笑)
少し過敏にし過ぎたと考え、感度を落とします。
その直後、あろまが、パパラ宿のプリパラも良い所だと声高に話しました。すぐに、地獄ミミ子がやって来て、プリパラは必要ないと主張。
もちろん、あろまは、人生には彩りも必要だと受け入れません。その後、地獄ミミ子とあろまは、地獄や魔界がどうたらこうたらで言い合いに。
そこに、校長がやって来ました。食事中は静かにするよう注意します。
注意された地獄ミミ子は、食堂を出ました。周りの生徒は、地獄ミミ子がいつもより怖いと感じています。
少しして、校長は、前々話同様、プリパラの素晴らしさを説くものの、やはり、地獄ミミ子は聞き入れません。
その後日、ゆいとらぁらは、校長に呼ばれました。
校長は、2人にお願いがあるそうです。それは、地獄ミミ子の事。
地獄ミミ子は、幼少期に、このアボカド学園寮に入り、校長は、彼女の親代わりとして、彼女を育てていきました。
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「校長先生なんて他人行儀ですわ! 私はいつかババリアママ、略して、ババママと呼ばれる事を夢見て・・・。」
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「ババママ」って、お婆ちゃんなのか、お母さんなのか、よう分からん。(笑)
っていうか、地獄ミミ子って、幼少期から、点々眉毛な上、髪の生え際M字っすか。親御さんに校長。さすがに、それはどうにかしようよ。見た目って大事だぞ? 私のような老けたお兄さんが言っても、説得力ないだろうけど。(笑)
地獄ミミ子はあまり社交的ではないゆえ、校長は、風紀委員に任命したとの事です。そうすれば、色んな生徒とかかわりを持てるというのが狙いでした。
しかし、今年の4月、すなわち、パパラ宿に女の子のプリパラがオープンした時に、変化が起きました。
地獄ミミ子は、女の子のプリパラを禁止すべきだと強く提言。地獄ミミ子があれだけ自分の意見を訴えてきたのは初めてという事もあり、校長も、地獄ミミ子に意見に賛同しました。
ただ、その結果、生徒から怖がられる存在に。校長の声も届かぬようになりました。
校長は改めて、ゆいとらぁらにお願い事をします。それは、地獄ミミ子に、プリパラやアイドルの素晴らしさを教えてほしいというものです。
地獄ミミ子は絶対音感の持ち主。正確な音程で歌う事ができるようで、アイドルに向いていると、校長は考えています。
プリパラを盛り上げたいゆいとらぁらに、断る理由はありません。校長の願いを喜んで受け入れました。
~ Bパート ~
という事で、行動開始。
もしかしたら近くにいるんじゃないかと思ったらぁらは、「プリパラ」という単語を口にしました。すると・・・、
「プリパラは禁止!」
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ホント、「プリパラ」という単語にあっさり釣られるなあ。これはもう、「プリパラホイホイ」というアダ名つけてもいいんとちゃうん?(笑)
地獄ミミ子が近くに来た事で、ゆいとらぁらは、百聞は一見にしかずと、プリパラに行く事を勧めますが、地獄ミミ子はその気なし。2人にも、行ってはならないと注意して、場を去ります。
しかし、これしきで諦めるゆいとらぁらではありません。その後も猛烈にアプローチ。
あまりのしつこさに、地獄ミミ子は怒りますが・・・、
「私、アイドルになる事が夢だったの! ずーっと、小さい時から!」
「ゆ・・・、め・・・?」
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「あたしも! 夢だった!」
「地獄委員長の夢は何ですか?」
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「私は・・・、夢なんてありません。」
「え?」
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「夢なんて、持った事もなければ、見た事も聞いた事もありません。これ以上つきまとうなら、地獄の旅路が待っとるわよ・・・。私はプリパラに行かないし、あなた方も行ってはなりません!」
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「待って! 直に聞きもしないで、どうして反対するの?」
「そうだよ! そのユメ最高な耳でライブを聴いてみて!」
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しかし、地獄ミミ子は聞き入れず。ですが、ゆいとらぁらも諦めません。
それから少しして、地獄ミミ子は、興味のある物音を聞きました。
それは、例の穴から聞こえてきました。地獄ミミ子は、地獄への入り口だと感じ、穴の中に。
この物音は何なのか? これは、あろま愛用のラジカセで流しているものです。
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少しして、地獄ミミ子はトロッコに足を踏み外しました。
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そして、トロッコが発進。トロッコはグングン速度を上げ、線路の切れ目で、地獄ミミ子は真上に吹っ飛びました。
ちょうどその頃・・・、
「過ぎていく季節の中で・・・、詩子はまた一つ、ドス恋・・・。」
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その直後、地下から地獄ミミ子が吹っ飛んできた勢いで、詩子も吹き飛びました。
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またっすか。もはや、マンホールの上が住みかとか、恋よりも吹っ飛ばされるのがお似合いだと言われてもおかしくない気がしてきたよ。(笑)
吹き飛ばされた地獄ミミ子は、ゆいとらぁらが用意したショッピングカートに。2人は、地獄ミミ子をプリパラに運び出します。
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プリパラに来たら、今度は、にのとみかんが運び出します。
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また、ゆいとらぁらのアイドルタイムが最大まで溜まりました。
という事で、ゆいとらぁらはペアライブに臨みます。
コーデは、ゆいは「ラビットハートファンシーコーデ」、らぁらは「ラビットハートミントコーデ」。
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曲は「ブランニュー・ハピネス!」。
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メイキングドラマは「運命のはじめまして! ガールミーツガール」。
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ゆいとらぁらのライブを聴いた地獄ミミ子は、過去を思い出します。
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「とっても上手やね、ミミ子!」
「素敵やわ、ミミ子!」
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「あたし、おおきくなったら、アイドルになるの! おうたをうたうの!」
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「うんうん、ミミ子は耳がいいからね!」
「とっても音感が優れとるから、なれるわ、きっと!」
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「アイドル、あたしのゆめ!」
「その夢、叶うちゃ!」
「ええ、きっと!」
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「お腹空いたやろ。」
「ミミ子、赤巻きお食べ。」
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「思い出した・・・。私、アイドルになりたい夢を持っていた・・・。どうして、忘れていたんだろう・・・。」
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「すこしくらい、うたがうまいからって、アイドルになれるわけないじゃん!」
「じごくちゃん、なまえがこわいもんね! アイドルなんてむいてないよね!」
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「アイドルなんて・・・。ゆめなんて・・・。」
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「私は・・・、夢を持っていた・・・。」
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「私は・・・、夢を持っていた・・・。それなのに、夢をなくしていた・・・。だから、プリパラやアイドルが嫌いだったの・・・?」
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「あふれてる涙・・・。耳が泣いている・・・。感動に・・・、耳が打ち震えている・・・。」
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「『いいね!』・・・。『いいね!』・・・。『いいね!』が沢山・・・。なんて幸せそう・・・。私の耳も幸せ・・・!」
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「そうか、今まで・・・、私は地獄チューニングで、喜びの声を・・・、幸せの声を聞かないようにしてきたんだ・・・。切り捨てていた・・・。ババリア校長の声も切り捨てて・・・。」
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「ああ・・・、閻魔様・・・。私は・・・、私は、アイドルに・・・。」
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それからしばらくして・・・、
「あの・・・、ババリア校長・・・。」
「お役に立てなくて、ごめんなさい・・・。」
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「いいんですわ・・・。あなた方は、よくやって下さいました・・・。気にする事ありませんわ・・・。ありがとう・・・。」
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「自分を見つめ直すため、地獄巡りの旅に出ます。」
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「地獄さん・・・、いえ、ミミ子・・・。私は、待ってますわよ・・・。あなたの帰りを・・・。いつまでも・・・。」
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「帰ってくるかな・・・?」
「うん・・・。地獄委員長にもいつか、きっと見てもらいたいな・・・。良い夢を・・・。」
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「あの地獄にさよならを・・・。」
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今回は、これで終了です。
次回:「アイドル借り物バトルっす!」
第2回アイドルタイムグランプリを有利に進める事ができるグッズをかけて、借り物競争大会がプリパラで開催される事になりました。
ゆい達は、それぞれ強力な助っ人をつけて、レースに臨みます。しかし、各チームに課せられたお題は、なかなかハードルの高いもののようで・・・。
次回予告直後の提供画像
【まとめ】
地獄ミミ子が、プリパラのライブを直に見た事で、プリパラを嫌い続けてきた事を悔い改め、自分を見つめ直しに旅に出ました。
という事で、今話にて、地獄ミミ子との対決は決着。
プリパラ嫌い度は誰よりも高かったと思うと、今作開始4か月足らずの1話決着というのは、あっさりした感がありますが、決着の内容は良かったと思います。アイドルになりたいという幼少期の夢を再び持ち、プリパラに行き来するようになったり、生徒にプリパラに行く事を推奨するよりは、よっぽどマシだったと思いますね。
とはいえ、プリパラのライブを見て、アイドルになりたい気持ちはあったでしょう。
アイドルは、誰かに夢や希望をもたらす存在。幼少期の自分がアイドルを見て夢を抱いたように、自分も誰かに夢を与えたい。そんな気持ちはあったはずです。
しかし、同時に、今の自分にその資格はないと考えたでしょう。
夢や希望を与えるアイドルを10年近くも嫌い続け、さらには、風紀委員長という職権まで利用して、その気持ちを罪のない生徒達にまで押し付けてしまった。その上、育ての親的な存在の校長の想いまで無下にしてしまった。
そんな自分がアイドルになりたいとプリパラに出入りするようになっては、他人には厳し過ぎる一方で自分には甘過ぎる人間だと非難されてしまうでしょう。
ゆい、らぁら、校長は、地獄ミミ子がこれまでしでかした事を水に流してくれるとは思いますが、地獄ミミ子は、学生とはいえ、大人よりのキャラ。これまで多大な迷惑をかけてきた人達に、アイドルになりたい気持ちを通してほしい理由から、これ以上自分をかばってもらうのは申し訳ない気持ちが大きかった事でしょう。
だから、パパラ宿から身を引いて、自分を見つめ直す旅に出たのでしょうね。「井の中の蛙、大海を知らず」と言っていた事を思うと、狭い考えしか持っていなかった自分の視野を広げようと旅に出させたのは、よく考えたと思います。
また、今話の決着をより良いものにさせるために、タイトルコールを最後に回したのも上手かったと思います。
そうした事で、アイドルを嫌い続けてきた自分を反省するという意味合いが深く伝わりました。「あの地獄」というのは、アイドルが与える喜びや幸せを聞かないようにしてきた醜い自分という意味だったのでしょう。
前作ではタイトルコールが最後にきたのは1回もなかっただけに、ラストのタイトルコールは驚きでした。
また、富山県PRがやや目立っていたのも面白かったですね。富山弁で「ありがとう」を意味する「気の毒な」とか、富山県名産のかまぼこ「赤巻き」とか。
今話前でも、地獄ミミ子の声役である上田麗奈さんが富山県出身という事から、富山弁に近い喋り方をしていましたが、あそこまで富山県の特色を前面に出すと、ただのサブキャラメイン回とは思わせないすごさを感じますね。
つい最近、「富山出身者は閉鎖的、極力採用しない」発言が物議を醸していた事が話題になっていたと思うと、今話の富山県PRは、その暗い話題を払拭させる良い描写だったと思います。明るい未来を思わせるラストの演出も一役買ったでしょうね。(と言っても、その話題が出たのは、今話制作終了後でしょうけど)
という事で、地獄ミミ子は旅立ちましたが、いずれパパラ宿に戻ってくるでしょう。
その時が来るとすれば、クリスマスあたりでしょうかね。っていうか、回想シーンに、松原禎子が映っていた事を思うと、チーム光合成の一員になって帰ってきそうな気がするのですが。(笑 & 「チーム光合成」が何なのか気になる方は、前作125話を参照)
さて、次回は、第2回アイドルタイムグランプリを有利に進める事ができるグッズをかけての借り物競争バトル。このアニメで「借り物競争」と聞いたら、ギャグの匂いしかしねぇ・・・。(笑)
そんな訳で、次回は、腹筋崩壊に留意しつつ視聴していきたいと思います。(笑)

~ Aパート ~
今日も、みちるは、プリパラ内で高飛車に振舞う一方、プリパラを出れば、ネガティブな自分に逆戻り。とはいえ、ライブは楽しかったと思っているようで。
その後、遅れて、ゆい、らぁら、にのがプリパラを出ました。にのは、受付めが姉ぇに、ファララの事について聞きました。
「はい。ちゃんと調べましたよ。」
「それで!? それで!?」


「システムには何も登録されていませんし、時計塔に入る事ができませんでしたので、何も分かりませんでした。めが兄ぃさんが引き続き調べてくれるそうです。」
『そっか・・・。』


ファララの事はシステムに登録されてなくても、何も分からなかった事を「ちゃんと調べた」とシステムは認識しているのか。やれやれ、都合のいいシステムだ事。今の世の中、IT化が進んでいますが、このシステムを取り入れたら、社会はダメになるだろうな、と感じた今日この頃です。(笑)
それから少しして、アボカド学園。地獄ミミ子が、プリパラの「プリ」すらも聞き逃さないくらい、耳の感度を引き上げました。
すると、すぐに、「プリ」を聞き取りました。しかし、プリパラの話題ではなく、プリンの話。

またしても、「プリ」の声が。ですが、次は、「プリンスメロン」の話。

こうも「プリ」に警戒し過ぎると、生活に支障をきたしそうですよね。栄養サプリは摂取できませんし、プリッツも食べれませんし、プリンターは使えないですし。うん、やっぱ「プリ」は偉大だ。(笑)
少し過敏にし過ぎたと考え、感度を落とします。
その直後、あろまが、パパラ宿のプリパラも良い所だと声高に話しました。すぐに、地獄ミミ子がやって来て、プリパラは必要ないと主張。
もちろん、あろまは、人生には彩りも必要だと受け入れません。その後、地獄ミミ子とあろまは、地獄や魔界がどうたらこうたらで言い合いに。
そこに、校長がやって来ました。食事中は静かにするよう注意します。
注意された地獄ミミ子は、食堂を出ました。周りの生徒は、地獄ミミ子がいつもより怖いと感じています。
少しして、校長は、前々話同様、プリパラの素晴らしさを説くものの、やはり、地獄ミミ子は聞き入れません。
その後日、ゆいとらぁらは、校長に呼ばれました。
校長は、2人にお願いがあるそうです。それは、地獄ミミ子の事。
地獄ミミ子は、幼少期に、このアボカド学園寮に入り、校長は、彼女の親代わりとして、彼女を育てていきました。





「校長先生なんて他人行儀ですわ! 私はいつかババリアママ、略して、ババママと呼ばれる事を夢見て・・・。」

「ババママ」って、お婆ちゃんなのか、お母さんなのか、よう分からん。(笑)
っていうか、地獄ミミ子って、幼少期から、点々眉毛な上、髪の生え際M字っすか。親御さんに校長。さすがに、それはどうにかしようよ。見た目って大事だぞ? 私のような老けたお兄さんが言っても、説得力ないだろうけど。(笑)
地獄ミミ子はあまり社交的ではないゆえ、校長は、風紀委員に任命したとの事です。そうすれば、色んな生徒とかかわりを持てるというのが狙いでした。
しかし、今年の4月、すなわち、パパラ宿に女の子のプリパラがオープンした時に、変化が起きました。
地獄ミミ子は、女の子のプリパラを禁止すべきだと強く提言。地獄ミミ子があれだけ自分の意見を訴えてきたのは初めてという事もあり、校長も、地獄ミミ子に意見に賛同しました。
ただ、その結果、生徒から怖がられる存在に。校長の声も届かぬようになりました。
校長は改めて、ゆいとらぁらにお願い事をします。それは、地獄ミミ子に、プリパラやアイドルの素晴らしさを教えてほしいというものです。
地獄ミミ子は絶対音感の持ち主。正確な音程で歌う事ができるようで、アイドルに向いていると、校長は考えています。
プリパラを盛り上げたいゆいとらぁらに、断る理由はありません。校長の願いを喜んで受け入れました。
~ Bパート ~
という事で、行動開始。
もしかしたら近くにいるんじゃないかと思ったらぁらは、「プリパラ」という単語を口にしました。すると・・・、
「プリパラは禁止!」

ホント、「プリパラ」という単語にあっさり釣られるなあ。これはもう、「プリパラホイホイ」というアダ名つけてもいいんとちゃうん?(笑)
地獄ミミ子が近くに来た事で、ゆいとらぁらは、百聞は一見にしかずと、プリパラに行く事を勧めますが、地獄ミミ子はその気なし。2人にも、行ってはならないと注意して、場を去ります。
しかし、これしきで諦めるゆいとらぁらではありません。その後も猛烈にアプローチ。
あまりのしつこさに、地獄ミミ子は怒りますが・・・、
「私、アイドルになる事が夢だったの! ずーっと、小さい時から!」
「ゆ・・・、め・・・?」



「あたしも! 夢だった!」
「地獄委員長の夢は何ですか?」


「私は・・・、夢なんてありません。」
「え?」

「夢なんて、持った事もなければ、見た事も聞いた事もありません。これ以上つきまとうなら、地獄の旅路が待っとるわよ・・・。私はプリパラに行かないし、あなた方も行ってはなりません!」



「待って! 直に聞きもしないで、どうして反対するの?」
「そうだよ! そのユメ最高な耳でライブを聴いてみて!」


しかし、地獄ミミ子は聞き入れず。ですが、ゆいとらぁらも諦めません。
それから少しして、地獄ミミ子は、興味のある物音を聞きました。
それは、例の穴から聞こえてきました。地獄ミミ子は、地獄への入り口だと感じ、穴の中に。
この物音は何なのか? これは、あろま愛用のラジカセで流しているものです。

少しして、地獄ミミ子はトロッコに足を踏み外しました。

そして、トロッコが発進。トロッコはグングン速度を上げ、線路の切れ目で、地獄ミミ子は真上に吹っ飛びました。
ちょうどその頃・・・、
「過ぎていく季節の中で・・・、詩子はまた一つ、ドス恋・・・。」

その直後、地下から地獄ミミ子が吹っ飛んできた勢いで、詩子も吹き飛びました。

またっすか。もはや、マンホールの上が住みかとか、恋よりも吹っ飛ばされるのがお似合いだと言われてもおかしくない気がしてきたよ。(笑)
吹き飛ばされた地獄ミミ子は、ゆいとらぁらが用意したショッピングカートに。2人は、地獄ミミ子をプリパラに運び出します。

プリパラに来たら、今度は、にのとみかんが運び出します。

また、ゆいとらぁらのアイドルタイムが最大まで溜まりました。
という事で、ゆいとらぁらはペアライブに臨みます。
コーデは、ゆいは「ラビットハートファンシーコーデ」、らぁらは「ラビットハートミントコーデ」。

曲は「ブランニュー・ハピネス!」。
















メイキングドラマは「運命のはじめまして! ガールミーツガール」。


















ゆいとらぁらのライブを聴いた地獄ミミ子は、過去を思い出します。

「とっても上手やね、ミミ子!」
「素敵やわ、ミミ子!」

「あたし、おおきくなったら、アイドルになるの! おうたをうたうの!」

「うんうん、ミミ子は耳がいいからね!」
「とっても音感が優れとるから、なれるわ、きっと!」

「アイドル、あたしのゆめ!」
「その夢、叶うちゃ!」
「ええ、きっと!」

「お腹空いたやろ。」
「ミミ子、赤巻きお食べ。」


「思い出した・・・。私、アイドルになりたい夢を持っていた・・・。どうして、忘れていたんだろう・・・。」


「すこしくらい、うたがうまいからって、アイドルになれるわけないじゃん!」
「じごくちゃん、なまえがこわいもんね! アイドルなんてむいてないよね!」

「アイドルなんて・・・。ゆめなんて・・・。」

「私は・・・、夢を持っていた・・・。」

「私は・・・、夢を持っていた・・・。それなのに、夢をなくしていた・・・。だから、プリパラやアイドルが嫌いだったの・・・?」

「あふれてる涙・・・。耳が泣いている・・・。感動に・・・、耳が打ち震えている・・・。」

「『いいね!』・・・。『いいね!』・・・。『いいね!』が沢山・・・。なんて幸せそう・・・。私の耳も幸せ・・・!」

「そうか、今まで・・・、私は地獄チューニングで、喜びの声を・・・、幸せの声を聞かないようにしてきたんだ・・・。切り捨てていた・・・。ババリア校長の声も切り捨てて・・・。」

「ああ・・・、閻魔様・・・。私は・・・、私は、アイドルに・・・。」


それからしばらくして・・・、
「あの・・・、ババリア校長・・・。」
「お役に立てなくて、ごめんなさい・・・。」

「いいんですわ・・・。あなた方は、よくやって下さいました・・・。気にする事ありませんわ・・・。ありがとう・・・。」



「自分を見つめ直すため、地獄巡りの旅に出ます。」

「地獄さん・・・、いえ、ミミ子・・・。私は、待ってますわよ・・・。あなたの帰りを・・・。いつまでも・・・。」

「帰ってくるかな・・・?」
「うん・・・。地獄委員長にもいつか、きっと見てもらいたいな・・・。良い夢を・・・。」








「あの地獄にさよならを・・・。」

今回は、これで終了です。
次回:「アイドル借り物バトルっす!」
第2回アイドルタイムグランプリを有利に進める事ができるグッズをかけて、借り物競争大会がプリパラで開催される事になりました。
ゆい達は、それぞれ強力な助っ人をつけて、レースに臨みます。しかし、各チームに課せられたお題は、なかなかハードルの高いもののようで・・・。

【まとめ】
地獄ミミ子が、プリパラのライブを直に見た事で、プリパラを嫌い続けてきた事を悔い改め、自分を見つめ直しに旅に出ました。
という事で、今話にて、地獄ミミ子との対決は決着。
プリパラ嫌い度は誰よりも高かったと思うと、今作開始4か月足らずの1話決着というのは、あっさりした感がありますが、決着の内容は良かったと思います。アイドルになりたいという幼少期の夢を再び持ち、プリパラに行き来するようになったり、生徒にプリパラに行く事を推奨するよりは、よっぽどマシだったと思いますね。
とはいえ、プリパラのライブを見て、アイドルになりたい気持ちはあったでしょう。
アイドルは、誰かに夢や希望をもたらす存在。幼少期の自分がアイドルを見て夢を抱いたように、自分も誰かに夢を与えたい。そんな気持ちはあったはずです。
しかし、同時に、今の自分にその資格はないと考えたでしょう。
夢や希望を与えるアイドルを10年近くも嫌い続け、さらには、風紀委員長という職権まで利用して、その気持ちを罪のない生徒達にまで押し付けてしまった。その上、育ての親的な存在の校長の想いまで無下にしてしまった。
そんな自分がアイドルになりたいとプリパラに出入りするようになっては、他人には厳し過ぎる一方で自分には甘過ぎる人間だと非難されてしまうでしょう。
ゆい、らぁら、校長は、地獄ミミ子がこれまでしでかした事を水に流してくれるとは思いますが、地獄ミミ子は、学生とはいえ、大人よりのキャラ。これまで多大な迷惑をかけてきた人達に、アイドルになりたい気持ちを通してほしい理由から、これ以上自分をかばってもらうのは申し訳ない気持ちが大きかった事でしょう。
だから、パパラ宿から身を引いて、自分を見つめ直す旅に出たのでしょうね。「井の中の蛙、大海を知らず」と言っていた事を思うと、狭い考えしか持っていなかった自分の視野を広げようと旅に出させたのは、よく考えたと思います。
また、今話の決着をより良いものにさせるために、タイトルコールを最後に回したのも上手かったと思います。
そうした事で、アイドルを嫌い続けてきた自分を反省するという意味合いが深く伝わりました。「あの地獄」というのは、アイドルが与える喜びや幸せを聞かないようにしてきた醜い自分という意味だったのでしょう。
前作ではタイトルコールが最後にきたのは1回もなかっただけに、ラストのタイトルコールは驚きでした。
また、富山県PRがやや目立っていたのも面白かったですね。富山弁で「ありがとう」を意味する「気の毒な」とか、富山県名産のかまぼこ「赤巻き」とか。
今話前でも、地獄ミミ子の声役である上田麗奈さんが富山県出身という事から、富山弁に近い喋り方をしていましたが、あそこまで富山県の特色を前面に出すと、ただのサブキャラメイン回とは思わせないすごさを感じますね。
つい最近、「富山出身者は閉鎖的、極力採用しない」発言が物議を醸していた事が話題になっていたと思うと、今話の富山県PRは、その暗い話題を払拭させる良い描写だったと思います。明るい未来を思わせるラストの演出も一役買ったでしょうね。(と言っても、その話題が出たのは、今話制作終了後でしょうけど)
という事で、地獄ミミ子は旅立ちましたが、いずれパパラ宿に戻ってくるでしょう。
その時が来るとすれば、クリスマスあたりでしょうかね。っていうか、回想シーンに、松原禎子が映っていた事を思うと、チーム光合成の一員になって帰ってきそうな気がするのですが。(笑 & 「チーム光合成」が何なのか気になる方は、前作125話を参照)
さて、次回は、第2回アイドルタイムグランプリを有利に進める事ができるグッズをかけての借り物競争バトル。このアニメで「借り物競争」と聞いたら、ギャグの匂いしかしねぇ・・・。(笑)
そんな訳で、次回は、腹筋崩壊に留意しつつ視聴していきたいと思います。(笑)