「ハピネスチャージプリキュア!」第30話「ファントムの秘策! もう一人のキュアラブリー!」の感想です。
今回から、ストーリー解説部分において、キャラのセリフは、字を小さくせずに、通常サイズで書きます。
〜 オープニング前 〜
今回も大使館から。前話ゲットしたシャイニングメイクドレッサーの美しさに、めぐみとひめは見とれます。
また、ドレッサーの加護を受けたプリキュアは強くなり、秘密のパワーも秘めているようで、奇跡を起こせるらしいです。
「それって、テストで満点取れるとか!?」
「毎日、お米が食べ放題に!?」
「という訳で、」
『まとめて全部お願いします!』
とお願いしますが、何も起きません。
まあ、そりゃそうだろうな。そんなちっちゃな願いに応えてくれるとは思えん。っていうか、誰か、「それはダメなんじゃ?」とかツッコめよ。(笑)
ドレッサーが応えてくれるには、「イノセントな思い」が必要だとブルーは言います。つまり、「心からの気持ち」です。
今回の「10周年おめでとうメッセージ映像」で、登場したのは「Yes!プリキュア5Go!Go!」から、「ミルキィローズ」。
うーん・・・。至って普通のあいさつで、これといって言う事がない・・・。ミルクからローズに変身する、といったようなシーンがあると面白かったのですが、視聴女児達の大半はミルクを知らないでしょうから、ボツでしょうね。
という訳で、「プリキュア5」勢も全員出ました。全作品中、プリキュアの人数が最も多いシリーズですので、ここで全員出たのは意外に感じています。
オープニングが一部変更。特に、サビの部分は一新されました。
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〜 Aパート 〜
いおなは、ドレスのプリカードで服装チェンジ。
シャイニングメイクドレッサーをオシャレな鏡として使うために、チェンジしました。
初視聴時は、パワーアップアイテムがこのように使われて「え?」と思いましたが、メイン視聴層の女児達である事を考えると、こういう遊び方もある、という宣伝になって、良いでしょうね。
ブルーはドレッサーを見て、過去を思い出します。
300年前、ブルーとミラージュは、大きな敵と戦っていました。その時のミラージュはプリキュアでした。
「キュアミラージュ」として戦い、シャイニングメイクドレッサーの力で、その敵を倒しました。
過去を明かしたブルーは、少し風に当たってくる、と言い、その場を離れます。
ミラージュの悲恋は、その敵を倒した後なのだろうか? それに、敵を倒したといっても、完全には倒してなく、その残留思念みたいなものが悲恋につけこみ、「クイーンミラージュ」を作り上げたのかもしれませんね。
その後、ブルーは、ぴかり神社に来ました。
しかし、すぐに、めぐみが後を追いました。ブルーを心配しています。
ミラージュと共に戦ったのは遠い過去の事であり、今は、世界中に不幸を撒き散らすほどブルーを憎んでいる。もし会えたとしても、自分の言葉は届くのか、とブルーは感じています。
そう言うブルーに対し、めぐみは、好きな人同士だったのだから話は聞いてくれる、ミラージュに会いに行こう、と励まし、ブルーは元気になります。
その直後、ファントムが現れます。
ファントムは、クイーンミラージュの命令により、ブルーを倒す、と言います。めぐみは、そうはさせない、と変身します。
バトルが始まってすぐに、空中戦を繰り広げます。
ファントムは相変わらず素早いですが、ラブリーも強くなっており、ファントムの動きに遅れはとりません。
ラブリーの強さを感じたファントムは、クイーンミラージュから受け取った新たな力で、ラブリーの影を捕えます。
そして、ファントムは、捕えた影をまとうと、ラブリーによく似た姿へと変貌します。
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〜 Bパート 〜
ラブリーに似た姿になったファントムは、瞬く間にラブリーに近付いて攻撃します。
これは、ファントムではなく、「アンラブリー」。アンラブリーは、強大な魔力で一面を暗くし、この街を壊そうとします。
ラブリーは、何で街を壊そうとするのかを聞くと、めぐみが皆を守ろうとするからだと、アンラブリーは言い、近くにあった電柱を拳に巻き付けるようにして、攻撃します。
アンラブリーは、めぐみの影的な存在で、めぐみの事は何でも知っています。幼い頃から、病気がちな母を助けるために頑張って、日頃からお手伝いをするうちに、「ありがとう」と言われるのが嬉しくなって、積極的に人助けをするようになった事も。
この間、アンラブリーは一方的に攻撃します。それの何がダメなの、と反論するラブリーに対し、アンラブリーは瞬時にラブリーに近付いて、めぐみは誰の役にも立てない弱い子だ、と耳元でささやきます。
「ドジで、勉強も苦手で、将来の夢もまるで決まってなくて、プリキュアになった今だって、あたしみたいな悪者にまったく歯が立たない。」
アンラブリーは、そう言って、ラブリーを吹き飛ばします。
「めぐみの愛なんかじゃ、誰の幸せも満たせる訳がないの。」
と言って、ラブリーを笑います。
その直後、プリンセス、ハニー、フォーチュンがやって来ました。ぐらさんは、アンラブリーを見て、ファントムが化けたものだと分析します。
その後、フォーチュンとハニーは、アンラブリーに同時攻撃しますが、両方とも防がれ、2人は倒されます。
アンラブリーは、めぐみが守りたかったものをすべて壊す、と言い、その場を離れます。
その後、プリンセスはラブリーを心配しますが、ラブリーには、いつもの元気がありません。
「やっぱり、ダメなんだね、私・・・。アンラブリーの言うとおり・・・、大した事もできないくせに、何も考えず突っ走って、あたし、弱いから、誰も助けられないし、誰も守れないよ・・・。」
そう弱音を吐くラブリーの両手をプリンセスは包みますが、すぐに、プリンセスは、ラブリーの左手の甲をつねります。
「なーに言ってるの! 弱音なんて、ラブリーらしくないよ!」
「そうだね。」
「どういう事?」
「ラブリーは、どんな時でも諦めないで、誰かのために頑張ればいいのよ。」
「でも・・・、それでみんなに迷惑をかけて・・・。」
「ラブリーは、それでいいんだよ! 迷惑なんて思ってないんだから!」
「私達は、頑張っているラブリーに、いつも引っ張ってもらっているんだよ。」
「さあ、手を出しなさい。」
プリンセス、ハニー、フォーチュンの差し出した手を、ラブリーは握り返します。
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元気を取り戻したラブリーは、他の3人のフォローで、再び、アンラブリーと1対1で戦います。
「調子に乗って・・・、」
「調子に乗るよ! だって、友達が、みんなが信じてくれるんだから! 大好きな人達のために戦う、キュアラブリーは、無敵なんだからー!」
ラブリーがアンラブリーに打ち勝ち、アンラブリーは、元のファントムに戻りました。
おお! ここで、オープニングの「キュアラブリーは無敵なんだから」が来ましたか! 最終決戦でこのセリフが来るかな、と思っていましたので、こんなに早く出た事には意外に感じています。でも、やはり、このような熱い戦いの時に来ると、良いですよね。これは、オープニング2番の「キュアプリンセスは最強なんだからー!」も本編に出てきそうで、楽しみです。
ラブリーは、3人が励ましてくれた事に感謝します。
「それは、お互い様でしょ。」
「私達、足りないところは、いつも助け合ってきたものね。」
「仲良しだもんね!」
「うん! ありがとう!」
その直後、ラブリー達の近くに光が現れます。皆のイノセントな思いから現れたようです。
「集まれ! ハピネスな気持ち!」
「高まれ! イノセントな思い!」
「輝け!」『シャイニングメイクドレッサー!』
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「愛と!」「勇気と!」「優しさ!」「幸運を込めて!」
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『みんなに届け! 幸せの大爆発! プリキュア・ハピネスビッグバン!』
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ファントムは大ダメージを受け、街を覆っていた闇はなくなり、元の明るさに戻ります。また、技を放った4人は、幸せな気分になりました。
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一方、技を受けたファントムは、完全には倒れてなく、瀕死でした。
今回は、これで終了です。
次回:「まさかの急接近!? キュアハニーとファントム!」
今回のバトルで瀕死になったファントムを、ゆうこが大使館に連れて介抱します。ファントムは敵なのに大丈夫なのか?
また、お粥を作って食べさせたりもするそうです。これは、28話感想に書いた「幻影帝国の敵幹部達と美味しくご飯を食べ合う未来が来る」可能性が高まりそうで、どんな話になるのか楽しみです。
そして、この画像である。またしても、「予告が本編」な画像が来ましたねえ。この画像に血の涙を流したゆうこファンは、ファントムをアンラブリーだと思って、放送日当日に備えましょう!(笑)
【まとめ】
シャイニングメイクドレッサーの力により、4人合体技「ハピネスビッグバン」が披露されました。
また、ラブリーとアンラブリーとのバトルで、めぐみらしさとは何なのかを考えさせてくれました。
めぐみは、前作主人公のマナと同じく、積極的に人助けをする子で、博愛精神にあふれているところが特徴です。今回は、そのルーツも明かされました。
しかし、その反面、自分の事をあまり顧みていないところもあり、ここまで、そう感じさせる描写がいくつもありました。
そのために、自分のスペックを上げる事が後回しとなり、人助けも、出しゃばり過ぎ、思慮に欠けてる、と思わせるところがたまにあり、そのたびに、このあたりがこの子の短所だろうな、と感じました。
自分の事を顧みない、という事は、自分自身の事をよく知らない、とも言え、アンラブリーの物言いに反論できなかったのも、そのせいだと考えられるでしょう。
だからといって、他人に迷惑かけないくらいに、自分を鍛える事に専念しろ、と言うのは間違いでしょうね。この子の個性を奪う事になるでしょうし、この子はそれができないと思います。
めぐみが積極的に人助けをするのは、幼い頃からの良き習性なので、頭では、自分に専念しなきゃ、と分かっていても、体が自然に博愛的行動に進んじゃうのだと思います。
それが、めぐみの良さであって、周りに好感を与えているのでしょう。だから、めぐみが博愛的行動で失敗したとしても、周りが「自然に」フォローするのでしょうね。
もちろん、マナのようなハイスペックさがあれば、それに越した事はないでしょう。でも、めぐみみたく、不器用ながらも他人のために頑張るところにも見所はあります。マナにはマナの良さがあり、めぐみはめぐみの良さがあると思っています。
マナは、最終決戦では、タイマンでラスボスを倒した経緯がありますが、めぐみには、そういうのは求めていません。不器用さを晒しつつも、他人を元気にさせる「何か」を与えて、皆で力を合わせて、合体技でラスボスを倒す、という展開で十分だと思っています。
失敗ばかりでも、自分よりも他人のために頑張るめぐみの良さに、今後も大いに注目していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。
ここからは、今話の内容には関係のない語りになります。
ここからも長文で、愚痴的なものもありますので、今話の感想を見れればもう十分、という方は、ここで読み終えて下さって結構です。
さて、今回30話は8月最後の回でした。
上述の通り、今回も面白く見る事ができましたが、その一方で、ある不満点が噴出しました。それは・・・、
8月なのに、浴衣姿なしかよ! おいいいい!!
と言っても、8話には出していましたし、8話が放映された月は、私の誕生月の3月でした。ですので、「良い誕生日プレゼントになったでしょ?」と言われれば、納得する部分もあります。
ですが、夏の風物詩は、夏に出さなければ物足りない! そう思って、8話感想では、「8月は、プリカードでない浴衣姿を出して下さい、お願いします!」と太字にしてまで書いたのに、どうして出さなかったんだよ・・・。(泣)
しかも、ゆうこといおなの浴衣姿も拝めず・・・。8月開始時点のメインキャラで、浴衣姿にならなかったのがいたのは、今作が初です。
これは大失態でしょうね。野球でいえば、9回裏2アウトで3点差で負けていた時から、サヨナラ満塁ホームランを打ちながらも、そのバッターがベースを踏み忘れた、というくらいの失態なんじゃないかと思います。(これがノーアウト、1アウトなら3点どまりですが、2アウトだと0点です)
前作のレジーナといい、柴田プロデューサーになってから、浴衣サービスを疎かにし過ぎなんじゃないか、と怒りを感じています。
とまあ、文字のフォントを大きくしてまで、大人気なく不満を叫んで、愚痴を語りましたが、それはあくまで、そういう側面も少しある、という話であり、今作や今後のプリキュアシリーズに対する期待度が下がった、という事ではありません。もちろん、これからも面白く見ていくつもりでいます。
確かに、浴衣姿が出なかったのは、すごく残念に感じていますが、それでも、浴衣姿が出るのは、全約50話のうちの1話。所詮2%程度でしかないんですよね。
残りの98%が面白ければそれで良いのですから、たかが2%で作品に失望するなんてのは、アホの極みです。
それに、私は、プリキュアシリーズを最後まで見届ける覚悟でいます。
そのためには、自分にとって面白くない展開が来たとしても、寛容に受け止めて、今後に期待する。そう心に決めています。
ですので、今作、8月に浴衣姿が出なかった事についても、こういう時もあるんだな、と寛容に受け止めていますし、同時に、これからも寛容な心で見続けていかねば、と改めて感じました。
今後プリキュアシリーズが何年続こうと、どんな展開が来ようが、楽しみながら視聴していく精神は絶対に忘れずに、最後までしっかり見届けたいと思います!
今回から、ストーリー解説部分において、キャラのセリフは、字を小さくせずに、通常サイズで書きます。
〜 オープニング前 〜
今回も大使館から。前話ゲットしたシャイニングメイクドレッサーの美しさに、めぐみとひめは見とれます。
また、ドレッサーの加護を受けたプリキュアは強くなり、秘密のパワーも秘めているようで、奇跡を起こせるらしいです。
「それって、テストで満点取れるとか!?」
「毎日、お米が食べ放題に!?」


『まとめて全部お願いします!』
とお願いしますが、何も起きません。
まあ、そりゃそうだろうな。そんなちっちゃな願いに応えてくれるとは思えん。っていうか、誰か、「それはダメなんじゃ?」とかツッコめよ。(笑)
ドレッサーが応えてくれるには、「イノセントな思い」が必要だとブルーは言います。つまり、「心からの気持ち」です。
今回の「10周年おめでとうメッセージ映像」で、登場したのは「Yes!プリキュア5Go!Go!」から、「ミルキィローズ」。

という訳で、「プリキュア5」勢も全員出ました。全作品中、プリキュアの人数が最も多いシリーズですので、ここで全員出たのは意外に感じています。
オープニングが一部変更。特に、サビの部分は一新されました。








〜 Aパート 〜
いおなは、ドレスのプリカードで服装チェンジ。

初視聴時は、パワーアップアイテムがこのように使われて「え?」と思いましたが、メイン視聴層の女児達である事を考えると、こういう遊び方もある、という宣伝になって、良いでしょうね。
ブルーはドレッサーを見て、過去を思い出します。
300年前、ブルーとミラージュは、大きな敵と戦っていました。その時のミラージュはプリキュアでした。

過去を明かしたブルーは、少し風に当たってくる、と言い、その場を離れます。
ミラージュの悲恋は、その敵を倒した後なのだろうか? それに、敵を倒したといっても、完全には倒してなく、その残留思念みたいなものが悲恋につけこみ、「クイーンミラージュ」を作り上げたのかもしれませんね。
その後、ブルーは、ぴかり神社に来ました。
しかし、すぐに、めぐみが後を追いました。ブルーを心配しています。
ミラージュと共に戦ったのは遠い過去の事であり、今は、世界中に不幸を撒き散らすほどブルーを憎んでいる。もし会えたとしても、自分の言葉は届くのか、とブルーは感じています。
そう言うブルーに対し、めぐみは、好きな人同士だったのだから話は聞いてくれる、ミラージュに会いに行こう、と励まし、ブルーは元気になります。
その直後、ファントムが現れます。
ファントムは、クイーンミラージュの命令により、ブルーを倒す、と言います。めぐみは、そうはさせない、と変身します。
バトルが始まってすぐに、空中戦を繰り広げます。
ファントムは相変わらず素早いですが、ラブリーも強くなっており、ファントムの動きに遅れはとりません。
ラブリーの強さを感じたファントムは、クイーンミラージュから受け取った新たな力で、ラブリーの影を捕えます。
そして、ファントムは、捕えた影をまとうと、ラブリーによく似た姿へと変貌します。

〜 Bパート 〜
ラブリーに似た姿になったファントムは、瞬く間にラブリーに近付いて攻撃します。
これは、ファントムではなく、「アンラブリー」。アンラブリーは、強大な魔力で一面を暗くし、この街を壊そうとします。
ラブリーは、何で街を壊そうとするのかを聞くと、めぐみが皆を守ろうとするからだと、アンラブリーは言い、近くにあった電柱を拳に巻き付けるようにして、攻撃します。
アンラブリーは、めぐみの影的な存在で、めぐみの事は何でも知っています。幼い頃から、病気がちな母を助けるために頑張って、日頃からお手伝いをするうちに、「ありがとう」と言われるのが嬉しくなって、積極的に人助けをするようになった事も。
この間、アンラブリーは一方的に攻撃します。それの何がダメなの、と反論するラブリーに対し、アンラブリーは瞬時にラブリーに近付いて、めぐみは誰の役にも立てない弱い子だ、と耳元でささやきます。
「ドジで、勉強も苦手で、将来の夢もまるで決まってなくて、プリキュアになった今だって、あたしみたいな悪者にまったく歯が立たない。」
アンラブリーは、そう言って、ラブリーを吹き飛ばします。
「めぐみの愛なんかじゃ、誰の幸せも満たせる訳がないの。」
と言って、ラブリーを笑います。
その直後、プリンセス、ハニー、フォーチュンがやって来ました。ぐらさんは、アンラブリーを見て、ファントムが化けたものだと分析します。
その後、フォーチュンとハニーは、アンラブリーに同時攻撃しますが、両方とも防がれ、2人は倒されます。
アンラブリーは、めぐみが守りたかったものをすべて壊す、と言い、その場を離れます。
その後、プリンセスはラブリーを心配しますが、ラブリーには、いつもの元気がありません。
「やっぱり、ダメなんだね、私・・・。アンラブリーの言うとおり・・・、大した事もできないくせに、何も考えず突っ走って、あたし、弱いから、誰も助けられないし、誰も守れないよ・・・。」
そう弱音を吐くラブリーの両手をプリンセスは包みますが、すぐに、プリンセスは、ラブリーの左手の甲をつねります。

「そうだね。」
「どういう事?」
「ラブリーは、どんな時でも諦めないで、誰かのために頑張ればいいのよ。」
「でも・・・、それでみんなに迷惑をかけて・・・。」
「ラブリーは、それでいいんだよ! 迷惑なんて思ってないんだから!」
「私達は、頑張っているラブリーに、いつも引っ張ってもらっているんだよ。」
「さあ、手を出しなさい。」
プリンセス、ハニー、フォーチュンの差し出した手を、ラブリーは握り返します。

元気を取り戻したラブリーは、他の3人のフォローで、再び、アンラブリーと1対1で戦います。

「調子に乗るよ! だって、友達が、みんなが信じてくれるんだから! 大好きな人達のために戦う、キュアラブリーは、無敵なんだからー!」

おお! ここで、オープニングの「キュアラブリーは無敵なんだから」が来ましたか! 最終決戦でこのセリフが来るかな、と思っていましたので、こんなに早く出た事には意外に感じています。でも、やはり、このような熱い戦いの時に来ると、良いですよね。これは、オープニング2番の「キュアプリンセスは最強なんだからー!」も本編に出てきそうで、楽しみです。
ラブリーは、3人が励ましてくれた事に感謝します。
「それは、お互い様でしょ。」
「私達、足りないところは、いつも助け合ってきたものね。」
「仲良しだもんね!」
「うん! ありがとう!」
その直後、ラブリー達の近くに光が現れます。皆のイノセントな思いから現れたようです。
「集まれ! ハピネスな気持ち!」
「高まれ! イノセントな思い!」
「輝け!」『シャイニングメイクドレッサー!』




「愛と!」「勇気と!」「優しさ!」「幸運を込めて!」




『みんなに届け! 幸せの大爆発! プリキュア・ハピネスビッグバン!』


ファントムは大ダメージを受け、街を覆っていた闇はなくなり、元の明るさに戻ります。また、技を放った4人は、幸せな気分になりました。

一方、技を受けたファントムは、完全には倒れてなく、瀕死でした。
今回は、これで終了です。
次回:「まさかの急接近!? キュアハニーとファントム!」
今回のバトルで瀕死になったファントムを、ゆうこが大使館に連れて介抱します。ファントムは敵なのに大丈夫なのか?
また、お粥を作って食べさせたりもするそうです。これは、28話感想に書いた「幻影帝国の敵幹部達と美味しくご飯を食べ合う未来が来る」可能性が高まりそうで、どんな話になるのか楽しみです。


【まとめ】
シャイニングメイクドレッサーの力により、4人合体技「ハピネスビッグバン」が披露されました。
また、ラブリーとアンラブリーとのバトルで、めぐみらしさとは何なのかを考えさせてくれました。
めぐみは、前作主人公のマナと同じく、積極的に人助けをする子で、博愛精神にあふれているところが特徴です。今回は、そのルーツも明かされました。
しかし、その反面、自分の事をあまり顧みていないところもあり、ここまで、そう感じさせる描写がいくつもありました。
そのために、自分のスペックを上げる事が後回しとなり、人助けも、出しゃばり過ぎ、思慮に欠けてる、と思わせるところがたまにあり、そのたびに、このあたりがこの子の短所だろうな、と感じました。
自分の事を顧みない、という事は、自分自身の事をよく知らない、とも言え、アンラブリーの物言いに反論できなかったのも、そのせいだと考えられるでしょう。
だからといって、他人に迷惑かけないくらいに、自分を鍛える事に専念しろ、と言うのは間違いでしょうね。この子の個性を奪う事になるでしょうし、この子はそれができないと思います。
めぐみが積極的に人助けをするのは、幼い頃からの良き習性なので、頭では、自分に専念しなきゃ、と分かっていても、体が自然に博愛的行動に進んじゃうのだと思います。
それが、めぐみの良さであって、周りに好感を与えているのでしょう。だから、めぐみが博愛的行動で失敗したとしても、周りが「自然に」フォローするのでしょうね。
もちろん、マナのようなハイスペックさがあれば、それに越した事はないでしょう。でも、めぐみみたく、不器用ながらも他人のために頑張るところにも見所はあります。マナにはマナの良さがあり、めぐみはめぐみの良さがあると思っています。
マナは、最終決戦では、タイマンでラスボスを倒した経緯がありますが、めぐみには、そういうのは求めていません。不器用さを晒しつつも、他人を元気にさせる「何か」を与えて、皆で力を合わせて、合体技でラスボスを倒す、という展開で十分だと思っています。
失敗ばかりでも、自分よりも他人のために頑張るめぐみの良さに、今後も大いに注目していきたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。
ここからは、今話の内容には関係のない語りになります。
ここからも長文で、愚痴的なものもありますので、今話の感想を見れればもう十分、という方は、ここで読み終えて下さって結構です。
さて、今回30話は8月最後の回でした。
上述の通り、今回も面白く見る事ができましたが、その一方で、ある不満点が噴出しました。それは・・・、
8月なのに、浴衣姿なしかよ! おいいいい!!
と言っても、8話には出していましたし、8話が放映された月は、私の誕生月の3月でした。ですので、「良い誕生日プレゼントになったでしょ?」と言われれば、納得する部分もあります。
ですが、夏の風物詩は、夏に出さなければ物足りない! そう思って、8話感想では、「8月は、プリカードでない浴衣姿を出して下さい、お願いします!」と太字にしてまで書いたのに、どうして出さなかったんだよ・・・。(泣)
しかも、ゆうこといおなの浴衣姿も拝めず・・・。8月開始時点のメインキャラで、浴衣姿にならなかったのがいたのは、今作が初です。
これは大失態でしょうね。野球でいえば、9回裏2アウトで3点差で負けていた時から、サヨナラ満塁ホームランを打ちながらも、そのバッターがベースを踏み忘れた、というくらいの失態なんじゃないかと思います。(これがノーアウト、1アウトなら3点どまりですが、2アウトだと0点です)
前作のレジーナといい、柴田プロデューサーになってから、浴衣サービスを疎かにし過ぎなんじゃないか、と怒りを感じています。
とまあ、文字のフォントを大きくしてまで、大人気なく不満を叫んで、愚痴を語りましたが、それはあくまで、そういう側面も少しある、という話であり、今作や今後のプリキュアシリーズに対する期待度が下がった、という事ではありません。もちろん、これからも面白く見ていくつもりでいます。
確かに、浴衣姿が出なかったのは、すごく残念に感じていますが、それでも、浴衣姿が出るのは、全約50話のうちの1話。所詮2%程度でしかないんですよね。
残りの98%が面白ければそれで良いのですから、たかが2%で作品に失望するなんてのは、アホの極みです。
それに、私は、プリキュアシリーズを最後まで見届ける覚悟でいます。
そのためには、自分にとって面白くない展開が来たとしても、寛容に受け止めて、今後に期待する。そう心に決めています。
ですので、今作、8月に浴衣姿が出なかった事についても、こういう時もあるんだな、と寛容に受け止めていますし、同時に、これからも寛容な心で見続けていかねば、と改めて感じました。
今後プリキュアシリーズが何年続こうと、どんな展開が来ようが、楽しみながら視聴していく精神は絶対に忘れずに、最後までしっかり見届けたいと思います!